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かてりえ内に待望の図書館

本紙掲載日:2020-07-20
3面
〃新しい図書館〃を手がけたクリエイティブ司書として小宮山さん

「ぶん文Bun」が開館−椎葉村

◆九州初の管理システム−本棚の新たな見せ方

 ずっと椎葉に造りたいと思っていた――。椎葉晃充村長が村長就任前から温めてきた図書館構想がついに実現。18日にオープンしたKaterie(かてりえ)2階に広さ500平方メートルの図書館「ぶん文Bun」が同時開館した。

 本棚には小説や辞典、ビジネス書、写真集、マンガなど多様なジャンルの本が並んでいる。18日現在の蔵書数は、約1万5千冊だがゆくゆくは3〜4万冊まで増やす計画だ。

 目を見張るのは、棚の配置と本の見せ方。九州初、全国で5例目となる図書管理システムを導入し〃新たな図書館〃を演出している。

 手がけたのは、村が地域おこし協力隊として募集した「クリエイティブ司書」の小宮山剛さん(29)=福岡市出身=。2019年4月に図書館の統括担当者として就任した。

 小宮山さんは就任後、図書館司書の資格を取得する傍ら、全国30カ所の図書館を視察。また、公共図書館の支援を行っている「図書館と地域をむずぶ協議会」の太田剛さん(慶應義塾大学講師・55)とともに、これまでにない図書館の構想を練ってきた。

 全国のほとんどの図書館では「日本十進分類法」(NDC)という、大きく10種類(総記、哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、産業、芸術、言語、文学)に本を分類し、種類ごとに本を並べている。

 このNDCを用いず、2次元バーコードと行政文書管理システムを組み合わせものを導入した。

 本と棚それぞれにバーコードシールが張ってあり、パソコンやスマートフォンなどを使って検索すれば、どの棚の右(左)から何冊目に並んでいるのか分かる。これにより、高速で高い精度での把握ができるため、ジャンルにとらわれない本の配列が可能となった。

 ぶん文Bunでは「波」「風」「遊」など漢字一文字で表した23のテーマ棚があり、一見不可解な配置で分類されている。

 例えば「心」。武士道や妖怪、鬼などについて学術的に書かれた本や「ごみと日本人」「鹿と日本人」「マラソンと日本人」など「日本人」がタイトルになっている本が並んでいる。

 「華」の棚は、「眺める本」との副題があり、文章や内容ではなく、デザインや製材にこだわった本ばかり。「夢」の棚は、ビジネス書やマンガ「北斗の拳」などがある。

 本の配置や見せ方もさることながら、ぶん文Bunでは会話や飲食も禁止されていない。あちこちにクッションやハンモック、ソファなどが備えられており、気ままにゆったりと読書ができる。

 「読み方、楽しみ方はいろいろある。今までは学校と家の行き来だけだったかもしれないが、これからはここがサードプレイスになればいい。本を探すのではなく、本に出合いにきてほしい」と小宮山さん。自身も本から始まる人との出会いを楽しみにしている。

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