子育てサポート企業「くるみん」に認定−宮崎労働局
本紙掲載日：2020-08-12
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宮崎センコーアポロ（延岡）、ひまわり会（日向）
宮崎労働局（名田裕局長）はこのほど、次世代育成支援対策推進法に基づく子育てサポート企業に、延岡市の宮崎センコーアポロ（田中潤一社長）と日向市のひまわり会（森迫建博代表）を認定した。名刺などに次世代認定マーク「くるみん」の使用が許可され、子育て支援に熱心な企業としてＰＲができる。
次世代法では従業員１０１人以上の企業は、仕事と家庭の両立支援のための雇用環境整備などを盛り込んだ「行動計画」を策定し、労働局への届け出が義務付けられる。厚生労働大臣は、目標達成度など一定基準を満たした企業などを子育てサポート企業に認定。県内のくるみん認定企業はこれで３３社となった。
運輸・郵便業の宮崎センコーアポロには３２６人（男性２５７人、女性６９人）が勤務。同行動計画（２０１６年４月〜２０年３月）では、�。隠固�３月までに全従業員の１カ月平均所定外労働時間を１６時間未満��男性の育児休業取得を促進強化��社員の子どもに働いているところを見てもらえる「子ども参観日」を実施――することを目標に掲げた。
この結果、検討会議や管理者対象の時短委員会などを経て、全１８事業所の平均所定外労働時間は１５時間４５分に改善▽男性の育休はチラシを各事業所に掲示して実際に１人が取得し、女性も１００％取得▽子ども参観日も実施して、アンケート調査で次回開催に向けた改善点を検討―するなど目標を達成した。
また、未就学児がいる従業員の労働時間短縮、子どもの保育園・学校行事のために取得できるキッズデー休暇を設けている点なども評価された。
医療・福祉サービスを提供する社会福祉法人のひまわり会には３２４人（男性５０人、女性２７１人）が勤務。�＾藥�短時間勤務制度のさらなる周知�■運涌幣紊涼棒�の育児休業取得―を同行動計画（１６年４月〜２０年３月）の目標とした。
取り組みでは、全従業員に文書を配布して同制度を周知し、育児介護休業などに関する規則も掲示して取得を促進。管理職を対象とした育児介護休業制度の研修会も実施した。
この結果、男性１人が育休を利用し、女性の取得率も１００％を達成。また、小学３年生の子どもがいる従業員の労働時間を短縮したり、ノー残業デーを設けるなど、さらに働きやすい環境整備にも努めている。