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コロナ禍を乗り切るインタビュー・小川靖子延岡市保育協議会理事長

本紙掲載日:2020-08-21
1面

子どものために対策徹底

◆現在は3、4月より厳しく対応

――感染症対策として取り組んだことは。

職員には検温や手指消毒などはもちろん、体調不良時は休んでもらっています。県外への不要不急な外出は控えるようお願いし、事情により越県した場合は2週間自宅待機してもらいました。
保護者にも県をまたぐ移動の自粛に協力してもらいました。県外に行った場合は申告するようお願いし、登園を控えてもらいました。
緊急事態宣言の発令後は、お休みできる家庭に登園自粛をお願いしました。登園した場合は保護者の入室をお断りしました。皆さまにはご協力を頂いており、感謝しています。
子どもとの関わりの中で、手をつないだり抱っこしたりするなどの行為は必要です。しかし、こうした密接は避けられないので密閉にならないよう換気を徹底しています。
密集については、全員参加の誕生日会などを各部屋で行っています。1日で一斉に実施していた参観日も年齢別にした上、期間を延ばし、保護者の数に上限を設定するなどの対応をとっています。
消毒はコロナ禍以前から毎日取り組んでいます。ノロウイルスなどが流行した過去の教訓があるので、嘔吐(おうと)や排便などに迅速に対応できるよう、ゴム手袋とペーパータオル、次亜塩素酸ナトリウムも常備しています。他園も同様です。加えて接触頻度が高いドアノブや室内の机や椅子、園内外の遊具など定期的にアルコール消毒しています。安全対策や衛生管理は、命に関わることなので、市保育協議会でも毎年研修しています。

――感染症対策と保育の両立の難しさは。

乳幼児の教育、保育の現場は集団生活なので、完璧な両立は難しい部分があります。密集は子どもの発達に必要な要素ですし、密接は避けられません。
乳児に離乳食をあげる際、保育士がマスクをしていると乳児がかまないで飲み込んでしまうという報告が、全国的に増えています。こうした場合はいったんマスクを外し、もぐもぐと食べ物をかむ動きを見せれば、そしゃくするようになります。
また、マスクをしていると表情が見えにくくなり、感情が伝わりにくくなります。笑っているつもりでも、それが子どもには分かりにくく、園児の表情が暗くなった場面がありました。マスクを取って表情豊かな返事をすると、子どもがニコッと安心するようになりました。
このように、子どもは大人のまねをして成長していきますので、保育士の表情はとても大切です。情操的な発育、発達の観点においては、マスクを外すことが必要な場面も多くあり、対策と両立の難しさを感じています。
負担は増えましたが、子どもたちが日々成長していく姿が私たちの喜びです。今後、子どもたちが楽しみにしている行事がどうなるか分かりません。しかし、可能な範囲で楽しい園生活が送れるように対策を徹底しています。
そして、子どもたちの心身のすこやかな発達が保証される環境に、早く戻ってほしいと願っています。

――再び感染が拡大しています。

第1波の3、4月よりもかなり厳しめの対策を実施しました。保育協議会としては、オンライン会議などができるツール「ZOOM」を活用し、研修などを行っています。今後もいつ第3、4波が訪れるか分かりません。その都度しっかりと対応していくつもりです。
(インタビューは7月20日、その後に電話で補足取材しています)

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