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猛暑続く夏−楽しい川遊びも…潜む危険

本紙掲載日:2020-08-21
8面

キャンプ場など安全のポイントは―

 新型コロナウイルスの影響で屋外公共施設や海水浴場などが閉鎖され、子どもたちが遊ぶ場所に不自由している。夏といえば水遊び。3密(密閉、密集、密接)も回避できる場所としては河川を思い付くが、川遊びには危険も潜む。延岡市内などではほとんどの河川が遊泳禁止となっているが、キャンプ場など、県北地区には遊べるポイントもいくつかある。笑顔で2学期を迎えるためにも、川で遊ぶには注意することも多い。万が一のためにも対処法などを紹介する。


◆ライフジャケット必需品−準備運動忘れず、天気の急変にも注意

 ライフジャケットは必需品。脱げにくく滑りにくいサンダルや運動靴、紫外線や岩による外傷から体を守る長袖の服もあった方が良い。ビーチサンダルや樹脂製のものは脱げやすく滑りやすいので危険。綿素材のウエアはぬれると乾きにくく、体温を奪われやすい。

 浮輪やロープなど、誰かが流された時に陸上から救助するためのアイテムも携行する。転倒しやすい場所や強い流れがある川で遊ぶ場合は、水抜き穴がある川専用のヘルメットを着用する。

 体調はもちろん、天気のチェックも必要。晴れていても、ゲリラ豪雨のように急に雨が降る可能性はある。増水によって危険性が一気に高まるため、河川にいても子どもらが泳いでいない間に空を見たり、気象情報を確認したりする。

 川に着いたらまずは準備運動。脱水気味になると足などがつりやすくなるため、激しい運動をした後などは注意すること。

 延岡市内では過去、部活動後に川遊びした学生が溺れて死亡した事故が発生している。

 水底にある石や岩にはコケが付着しており、滑りやすい。ぐらつくこともある。滑った後に流されたり、深みにはまったりしてしまう可能性があるため、注意しながら歩く。

 流れの速さは場所によって違う。岸際の流れが弱くても、中央に近づくにつれて深く、早くなることもある。川は水の流れる道。浅深にかかわらず「流れがある」ということを念頭に置いておく。


◆遊泳禁止区域では泳がない

 市内でも見られる堰堤(えんてい)は、川を横断する形で設置された落差の小さいダムのこと。この下流側には強力な流れが発生する場合があり、巻き込まれたら脱出が困難。堰堤がある場所は遊泳禁止区域に指定されている(「延岡市の遊泳禁止区域」参照)。ここでの遊泳は絶対にいけない。

 また、保護者はしっかり子どもを監視すること。水難事故の多くが「目を少し離した間」に発生している。河川財団の調査によると、暑さや疲労、昼食後の眠気などにより、事故の過半数は午後に起きている。遊泳者の様子も把握しなければならない。

 万が一の際の対処法としては、対象者の年齢が低く体ごと引き上げられた場合はまず心肺蘇生(図2参照)。それと並行して周囲の人に119番通報、近くにAED(自動体外式除細動器)があればその手配をお願いする。誰もいない時はスマートフォンのスピーカー通話機能を活用し、心肺蘇生と通報を同時に進める。

 溺れた対象者が引き上げられない場合、まずは119番通報。浮輪や長い棒などがあれば、投げたり、差し伸べたりして救助する。

 水中では二次災害の危険性は急激に高まる。助けようとして近寄った大人が命を落とすこともあるため、水中での救助は推奨できない。

 それでも、わが子を助けようと水中に飛び込む保護者は多い。いざという時のためにも、ロープやライフジャケットは必需品。救助者が2人以上いればロープを体に巻いて背後から近寄り、対象者を確保したらもう1人が引っ張って岸まで引き上げる方法もある。

 119番通報で聞かれることは、▽火事か救急か▽住所(目印になる建物など)▽誰がどうしたのか(年齢、性別、症状など)▽意識や呼吸はあるか▽持病とかかりつけ病院の有無▽通報者の氏名――など。落ち着いて対応し、指令員の案内に従う。

 救助できたら心肺蘇生法を行う。対象者が乳児(1歳未満)、小児(1〜15歳未満)、成人(15歳以上)それぞれの場合で胸骨圧迫の位置や深さなどが異なる(「一次救命処置年齢別比較表」参照)。

 川遊びによる事故は毎年1〜2件発生しており、中には死に至ったケースもある。延岡警察署などで組織する延岡市水難事故協議会は毎年、流れが激しかったり、滑りやすかったりするなど事故の危険性が高いポイントを「遊泳禁止区域」として定めている。今年は12カ所が該当。同協議会は同区域の遊泳に対し、注意を呼び掛けている。


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