２４日、県内感染者は４人−新型コロナ

県北関係、４日ぶりにゼロ

　県と宮崎市は２４日、県内で新たに宮崎市の３０代女性と２０代男性、都城市の４０代女性と三股町の９０代女性の４人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　県によると、４０代女性は三股町にある高齢者施設の職員。９０代女性はその入所者。県３３３例目となった同町５０代女性（２１日判明）が同施設の職員で、その接触者として検査を受けて陽性が判明した。同施設では職員、入所者約３０人を検査しており、２人以外は陰性が確認されている。

　県北在住者の感染確認は４日ぶりにゼロ。県が数十人規模のＰＣＲ検査を実施した門川町役場、延岡市の高齢者施設では大部分の陰性を確認。県は「集団感染につながる可能性は見当たらない」としている。


◆さらに職員５人を検査、いずれも陰性−門川町

　職員３人が感染した門川町役場では、新たに職員５人を検査したが全員陰性だった。検査はこれまでに延べ５０人に実施し、いずれも陰性が確認されている。


◆延岡市内の高齢者施設の職員と利用者は陰性

　２１日に判明した県内３３４例目と３３５例目の延岡市８０代男女が利用していた同市内の高齢者施設は、職員、利用者約６０人の検査を終え、全員が陰性と分かった。

　２４日に２人を追加検査したが、集団感染などの可能性は低いとみられている。


◆入所者全員が入院−宮崎市内の有料老人ホーム

　県は、２１人のクラスター（感染者集団）が発生した宮崎市の有料老人ホームで、療養していた入所者の陽性者２人が２４日までに入院する予定になったと発表。これまで同施設で、県が派遣したＤＭＡＴ（災害医療支援チーム）の医師らが手当てしていたが、感染した入所者１２人全員が入院した。