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涼を求めて−県北の名爆(めいばく)巡り(2)

本紙掲載日:2020-08-25
7面

◆竜ケ岩(たつがいわ)の滝(高千穂町上野)

 上野川の上流にある落差約50メートルの2段滝。親父山(標高1644メートル)の自然林に包まれており、四季折々の表情が楽しめる。竜がすんでいたと伝えられていることから、その名前が付いたという。

 国道325号を四季見原キャンプ場方面へ。集雲山「龍泉寺」手前の信号機から林道に入る。約7キロ進んだ地点で下車し、沢の右岸を約300メートルさかのぼる。急勾配の階段が続く遊歩道を約10分進むと、全容を現す。


◆常光寺(じょうこうじ)の滝(高千穂町岩戸)

 落差37メートル。滝幅が徐々に広がっており、祖母山(標高1757メートル)から湧き出た自然水による造形美が楽しめる。寺の住職がこの滝の水を飲んで長生きしたという言い伝えがあり、「長寿の滝」「白糸の滝」とも呼ばれている。

 高千穂町の中心部から県道7号を大分県方面へ約13キロ進むと、荘厳な姿が道路脇から見られる。駐車できるスペースもある。主役を引き立てる名脇役のような小滝も流れている。

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