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エンターテインメントの灯を消さないために

本紙掲載日:2020-08-28
6面

GAKUON加来聖子社長に聞く

◆コロナ禍、新形式の可能性探る−日本初の大規模なドライブインライブ
 今年から来年、〃生き残り〃を懸けた挑戦になる

 ドライブインシアター形式の野外ライブ「FREEDOMbeach2020driveinparty」は10月10日、宮崎市のシーガイア・オーシャンドーム跡地で開かれる。「コロナ禍でもエンターテインメント(エンタメ)の灯を消さない」と強い思いで企画した一人が、コンサート企画制作・運営のGAKUON社長の加来聖子さん(延岡市出身)。〃ウィズ・コロナ〃時代の新しいエンタメの形として開催するライブへの思いを聞いた。

−−コロナ禍で県内のエンタメ業界の現状はいかがでしょうか。

 今年の3月から、音楽業界は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に率先して努めるべく、多くのライブ公演の自粛を積み重ねてきました。業界の緊急事態宣言が解除された現在(8月)もまだ自粛ムードは続き、ライブ・エンタメ業界の損失は約6900億円とも言われています。(ぴあ推計)

 8月から少しずつ、生のコンサートや演劇などが50%の座席でスタートしていますが、感染拡大が止まりませんので、人々の意識は「行きたくても怖くて行けない」という気持ちになっていると分析されます。

 音楽配信ライブが増える中、業界としては、「Withコロナ」の中にどう楽しみを見いだしていただくかが大きな課題となります。今年から来年は、生き残りを懸けた挑戦になると思います。

−−ドライブインFREEDOMを企画するまでの経緯は。

 弊社は今年創立46周年で音楽イベンター業界の中では九州で一番古く、全国的にも老舗として宮崎の地でイベントやコンサートを主催・企画してきました。

 宮崎への思いは強く、2011年に宮崎県が口蹄(こうてい)疫で大きな被害を受けた際に「宮崎を元気にしよう!」と、GAKUONとアーティストMINMIを中心にスタートしたFREEDOM九州は、今年10回目を迎えるはずでしたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で今年5月の開催は中止となりました。

 その後、予想以上のコロナ禍で日本経済も大打撃となり、エンタメ業界も苦境に立たされている中、エンターテインメントの灯を消さないためにも、私たちが今できることを〃FREEDOM〃から始められればと考えました。国や宮崎の皆さんの応援もあり、アーティストMINMIとGAKUONで立ち上がりました。

 皆さんご存じでないと思いますが、このFREEDOM九州は、アーティストMINMIと私の女性2人で一緒に創ってきた音楽フェスです。全国でも女性の音楽プロモーター社長(ACPC理事)は、私だけなので珍しいと思います。

−−新しい形でのエンタメ企画です。運営側として楽しみな部分はどこでしょうか。

 今までのFREEDOMは約1万人の入場者による野外フェスでしたが、今回のような車でのイベントは台数に制限(800台、2000〜3000人程度)があります。壮大なシーガイアオーシャンドームの跡地でのライブになるため、音の大きさの問題もあって、音はエフエム周波数を使用して車の中で楽しんでいただくことになりました。

 大規模なドライブインライブはおそらく日本では宮崎が初だと思います。不安も大きいですが成功させて全国から注目され、今の時代だからこそのフェスをスタッフと一緒に創り上げたいと思います。また、窮屈に感じてしまうコロナウイルス感染対策も、楽しめるようなものとなるようにいろいろ考えています。

−−どのようなドライブインFREEDOMを創り上げたいですか。

 今の時代も大切な家族や友達と思いっきり楽しめるドライブインシアター形式での野外ライブは、夕方から夜にかけて照明・映像で光のパーティー空間を演出し、音はエフエム周波数を使用して車の中でも外でも楽しんでいただきます。こんな時代だからこそ、新感覚のエンターテインメントの可能性を信じて、〃人々の心を豊かにし、あすへの活力につながる〃イベントを目指しています。また、アーティストとオーディエンスを笑顔でつなげる懸け橋になれればと思っています。

−−読者の皆さんへメッセージをお願いします。

 私は肺の持病があるため、コロナウイルスは怖いし、憎いです。でも、エンターテインメントで笑顔がなくなるのも悲しいです。

 皆さんは、コロナウイルスと戦う日々に疲れていると思います。笑顔を必要と感じていただいている方は、FREEDOMドライブインパーティーに大切な方と安心してお越しください。笑顔になる空間を演出してお待ちしています。

【かく・せいこ】1964年、宮崎県延岡市生まれ。高校卒業後、銀行に入行し、実業団バレーボール選手としても活躍。
87年、コンサートなどのイベントを企画・運営するプロモーター会社「株式会社GAKUONユニティ・フェイス」(通称・ガクオン、本社・宮崎市)に入社。しかし、男社会の業界で一女子社員が仕事を獲得することの限界を痛感し、当時の社長(現会長)に直訴して、38歳で当時業界唯一の女性社長となった。ACPC(一般社団法人コンサートプロモーターズ協会)理事。
事業活動が都市部に集中する業界にあって、地方開催は客の動員が困難といわれたビッグイベントやアイススケートショーをいくつも九州各地に誘致し成功させた実績を持つ。
これまでに、子宮がん、脳腫瘍、腹膜炎と度重なる人生の危機に直面したが、持ち前のポジティブ思考ではねのけてきた。郷土宮崎を中心に九州各地でのコンサートやイベントを年間約100本手掛けている。


◆9月1日詳細発表

 ドライブインFREEDOMのアーティスト発表とチケット情報は9月1日に解禁される。詳細はGAKUONホームページで。

=写真はいずれも提供=

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