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1枚 300円 |
LL サイズ
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1枚 500円 |
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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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1971年8月、台風23号で被害
◆裏山崩壊、病棟押しつぶす−犠牲の6人の冥福祈る
1971年8月、五ケ瀬町を襲った台風23号による豪雨で同町立病院の裏山が崩壊。崖下にあった病棟が埋もれ、入院患者や付き添い、看護師ら6人が亡くなった。50回忌を迎えた29日、同町町民センターで追悼式が営まれ、家族や町関係者らが6人の冥福を祈った。主催は同町、同町立病院。
この土砂崩れで亡くなったのは、入院していた飛鳥井寿美生さん(47)と付き添っていた妻のミツ子さん(41)、入院していた夫の付添をしていた妻の黒木ヨシエさん(55)と五男の誠さん(14)、同病院看護師の秋山米子さん(22)と興梠洋子さん(22)=年齢はいずれも当時=。
町は翌月の9月8日に合同慰霊祭を執り行い、町と町立病院はこれまで、合同で1回忌、33回忌を営んできた。
追悼式には遺族、町と町立病院関係者ら約50人が参列。原田俊平町長が「防災施設などの整備を進め、町民の皆さんが安心して暮らせる町づくりを進めることを誓います」と決意。町立病院の崔林承院長と町議会の甲斐政國議長が追悼の言葉を述べた。
遺族らは、亡くなった6人の遺影が飾られた祭壇に向けて献花。故人を思い出して目頭をぬぐう姿も見られた。
遺族を代表して米子さんの弟の秋山畩廣さん(67)=同町鞍岡=が謝辞。当時、救出活動に力を尽くした人々や毎年命日に献花してくれる関係者らに改めて感謝し、「コロナ禍にありながら追悼式を行っていただき、6人もきっと喜んでいると思う」と述べた。
畩廣さんによると米子さんは、看護師の仕事をしながら、青年団など地域活動にも積極的に参加していたという。災害が発生した日は、姉が行方不明という一報を受けて、まだ暗い中、幾つもの崖崩れ箇所を乗り越えて病院にたどり着いたという。
「姉はシャンとしていて頼りがいがあった。すぐ上の姉なので仲も良く、いろんな話をしました」と畩廣さん。「近年は、今までになく災害が多い。こうした災害がない地域づくりをしてもらえたら」と話した。
同町によると、台風23号による大雨は71年8月28日から降り続いた。29日の夕刻から風雨が一段と激しくなり、30日午前3時30分ごろ、突然、大きな音とともに病院上にあった水田の一部が崩れ、一瞬のうちに病棟を押しつぶしたという。
発生直後から、地元消防団や住民らが救出に当たり、入院患者2人と付き添いの1人を救出したが、6人が犠牲となった。
1973年6月23日には新病院の落成を記念し、病院災害被災者慰霊碑が建立されている。