綿菓子機をプレゼント

子ども食堂など７団体へ−日向ＪＣ

◆コロナ禍で活動制限

　新型コロナウイルスによる自粛が続く中、日向青年会議所（日向ＪＣ、富井寿一理事長、１７人）は４日、市内の子ども食堂や放課後等デイサービスなど７団体に綿菓子機と材料を贈った。同市上町の日向商工会館で贈呈式があった。

　日向ＪＣ地域委員会「ひゅうが」委員長で、市内で美容室を３店舗経営する三浦丈司さん（４０）が、少ない負担でおやつを作り続けることができる環境を提供したいと、綿菓子機一式７台分（総額約５万円）を寄託。ＪＣ内で協議し、コロナ禍で活動が制限されている子ども食堂や放課後等デイサービスに贈ることを決めたという。

　寄贈を受けたのは、ひゅうが子ども研究所「絆」、ＮＰＯ法人「フードバンク日向」、合同会社Ｒａｋｉｎｏ「ラキーノ日知屋」、社会福祉法人ひまわり会「放課後等デイサービスにじの森」、認定医療法人社団慶城会「児童発達支援事業所瀧井病院つくし」、社会福祉法人浩和会「もくせいクラブ」、放課後等デイサービス「おはな」の７団体。

　贈呈式には各団体の代表が出席し、富井理事長（３８）が「子どもたちや地域の人たちとの交流に役立ててほしい。われわれも微力ながら協力させていただければ」とあいさつ、それぞれに寄贈品を手渡した。寄託した三浦委員長は「日向市の宝である子どもたちの笑顔や喜びにつながればうれしい。また皆さん方の日々の努力を、市民の皆さんに知ってもらうきっかけになれば」と期待の言葉を寄せた。

　各団体を代表し、子ども食堂の運営やフリースペースの開設などを行うひゅうが子ども研究所「絆」の三輪邦彦所長（６５）が「綿菓子機を活用して、子どもたちの笑顔が広がる活動をしたい。日向市の未来をつくっていくためにも、各団体と連携して頑張っていきたい」と謝辞を述べた。