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世界の現状を学ぶ

本紙掲載日:2020-09-09
7面
訪問した国で撮った写真を見せながら、講義を行う富山さん
メモを取りながら真剣なまなざしを向ける旭中2年生

旭中で国際理解講座−富山隆志さん(国際協力アドバイザー)が講義

◆大人になるまで生きることが難しい

 延岡市の旭中学校(池野宗宏校長、207人)は3日、富美山町の同校で、2年生を対象に国際理解講座を開いた。73人が受講し、世界について考えた。

 講師は県北地域国際協力アドバイザーの富山隆志さん(67)。約30カ国の開発途上国を訪ねたことがある富山さんは冒頭、自身が撮影したフィリピンの首都マニラにあるごみの山の写真をスクリーンに映し出した。ここで生活している子どもたちは、ごみの中から金属などを集めてお金と交換し、家計を支えている。

 「私は40年前にここで子どもたちと出会ったが、この写真を撮った5年前も、その時と何も変わっていなかった」。子どもが発した「大人になれるといいな(大人になるまで生きられるといいな)」という言葉に衝撃を受けたことを振り返った。

 生徒たちは、富山さんが各国で撮った写真を見せながら出題するクイズを通して、開発途上国について学んだ。

 富山さんは、日本は人口が減っている一方で、世界では爆発的に人口が増えており、環境、食料、地球温暖化、水不足などさまざまな問題が起きていると、21世紀の課題について言及。「世界の富は世界の1割弱の人たちで使っている。世界の富の8割は先進国。世界の人口の8割以上の人たちが貧しい国で生活している。何かおかしいと思わない?」と問い掛けた。

 国際協力をする理由や、世界を持続させるために人類が取り組むべき17の行動が示されている「SDGs」(持続可能な開発目標)についても説明した。

 最後に「国際協力や人を助けることは、自分が周りの人に優しくなれるかが原点だと思う」とメッセージを送った。

 受講した大塚幸歩さんは「貧困を感じる人が少ない日本は、とても豊かだと思った。途上国の人たちは、1日100円、200円以下で生活しないといけないくらい貧しいことに驚き、自分たちは幸せだと思った。食べ残しや無駄遣いをなくし、きょうのことを忘れないよう生活していきたい」と、生徒を代表してお礼の言葉を述べた。

 同中は6年ほど前から、富山さんを講師に招いて国際理解に関する学習をしている。今回は、国語の授業で国際協力に関する作文に取り組むのを前に、世界に興味を持って日本を客観的に見詰めること、自分と世界とのつながりを考えることなどを目的に、計画された。

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