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暮らし支える下水道

本紙掲載日:2020-09-09
8面
第60回「下水道の日」のポスター

人為的要因で故障事例も−求められる正しい利用

 汚れた生活排水をきれいにして川や海に戻す下水道は、人の暮らしを支える生活環境の改善や自然環境の保全に大きく役割を果たしている。一方で、本来は下水道に流れるはずのない異物が排水管やポンプに詰まるなど、人為的要因とみられる故障事例が後を絶たず、正しい利用が求められている。10日は「下水道の日」。

 下水道は、家庭の台所やトイレ、風呂などで使った汚れた水を排水管などで下水処理場に流し、ごみ・砂などの除去や微生物による分解などできれいな水にしてから自然に戻すほか、雨水を川や海に流して浸水を防止するなど、防災にも役立っている。

 延岡市上下水道局下水道課によると、下水道管などに異物が流れると、下水処理場までをつなぐ下水道管や、途中にあるマンホールポンプが詰まり、故障の原因になる。異物は下着やビニール、紙おむつ、ぞうきん、タオルなど。油や調理くず、髪の毛、糸くずなども詰まりの原因となる。

 市の下水処理施設で現場対応が必要な昨年度の故障発生件数は432件。内訳はマンホールポンプ場が184件(約43%)、ポンプ場が115件(同27%)、妙田下水処理場が99件(同23%)、衛生センターが8件(同2%)、一ケ岡下水処理場が26件(約6%)だった。

 異物が詰まって故障すると、汚水が地表にあふれたり、トイレの水が流せなくなるなど、地域住民や家庭生活に大きな支障を与える恐れがあるとともに、多額の修理費が必要になる場合もある。

◆普及率、今年3月末現在で76・2%

 延岡市の下水道事業は、1952年に中心市街地の雨水排除と浸水防止を目的にスタート、これまで順次整備を進めている。今年3月31日現在、行政人口12万1380人に対する整備区域の人口は9万2487人で、普及率は76・2%(前年同期比0・1ポイント増)。整備区域の人口のうち水洗化人口は8万9427人で、水洗化率は96・7%(同増減なし)。

 市の公共下水道の全体計画面積2724・9ヘクタールのうち、下水道法事業計画面積は2182・5ヘクタール。このうち供用面積は2055・20ヘクタール。現在、岡富古川土地区画整理事業地区内などで整備が進んでいる。


◆油類など正しい処理方法は?

 下水道に油類や髪の毛、紙おむつなどを流すと、下水道管の詰まりやポンプの故障、熱湯や薬品類を流すと排水管の変形や破損の原因になるため、延岡市上下水道局下水道課は正しい処理を呼び掛けている。

◇熱湯
排水管には高温に弱い材質が使われている場合があり、熱湯を流すと排水管が変形する可能性があるため、冷ましてから流す。

◇油類
排水口に油類を流すと、油が冷え固まり排水管や下水道管が詰まる原因になるため、料理で使った油はキッチンペーパーや新聞紙、古い布などで吸い取り、燃えるごみに出すようにする。油を流して下水道管が詰まったり、損傷した場合の修理費は、原因者(詰まらせた人)の負担となる。

◇紙おむつ、生理用品
水に溶けない紙や異物などを流した場合、排水管が詰まったり、マンホールの中にあるポンプの故障につながり、マンホールから汚水があふれるとともに、宅内の排水口から汚水が逆流する恐れがある。

◇髪の毛
髪の毛を排水口に流すと、排水管や下水道管のつなぎ目に引っ掛かったり、他の汚物と絡まるなどして詰まりやすくなるため、排水口に目皿や網を置くなどして流れないようにする。

◇薬品
薬品類を排水管に流すと、排水管が変形または溶けるなどして水漏れの原因になったり、下水道管やマンホール内で有害なガスが発生する恐れがあるため、廃棄方法を確認した上で適切な方法で処分する。


◆下水道の日とは?

1961(昭和36)年、著しく遅れていた国の下水道を全国的に普及(当時の普及率6%)する必要があることから、関係省庁・団体が協議し、「全国下水道促進デー」として始まった。
それから40年後の2001(平成13)年、旧日本下水道法の施行100年、21世紀のスタート、さらに下水道への認識の高まりなどから、より親しみのある名称として「下水道の日」に変更された。
9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンの二百十日(立春から数えて)を過ぎたころが適当とされた。


◆啓発イベント、今年は中止−新型コロナ感染拡大防止で

 延岡市は、「下水道の日」(9月10日)に合わせて実施している啓発イベントについて、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止することを決めた。

 イベントは、ポスター・パネルの展示、啓発チラシの配布などを通じて下水道の日のPRとともに、人の暮らしを支える下水道の役割や正しい利用方法への理解を深めるため開いている。

 中止するに当たり、市内の小学生から応募があったポスター作品については、市のホームページに後日掲載する予定という。問い合わせは市上下水道局下水道課(電話延岡22・7024)。

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