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手作りこんにゃくが人気

本紙掲載日:2020-09-12
7面
こんにゃく作りにいそしむ杉山さん夫妻
出来たては、車に積む直前まで熱々

片田町の杉山さん夫妻−延岡

◆ふるさと諸塚の製法−灰は宇納間備長炭から

 延岡市片田町の杉山国顕さん(71)と妻しづ子さん(71)の手作りこんにゃくが、恒富町のJA延岡産地直売所「ふるさと市場」で人気を博している。週に2、3回の入荷時は、常連客が出来たてを求めて並ぶほどだ。

 10年以上前、養蜂家でもある杉山さんが、はちみつを市内の店舗に納入に行った時、買い物客に「こんにゃくは作らないのですか?」と尋ねられたのが、作り始めるきっかけになった。

 早速、出身地の諸塚村でコンニャクイモを栽培していた父福一さん(故人)から200キロもの原料を確保。母フクミさん(同)を自宅に呼び、しづ子さんと一緒に、ふるさとのこんにゃく作りを教えてもらった。今では自宅に設けた専用の作業場で製造しており、煮物の他、刺し身や天ぷらにもおいしいと評判。市内の料理店にも納入している。

 コンニャクイモは同村だけでなく市内、高千穂町、日之影町など県北の山間部を回って、生産者から直接買い入れる。えぐみを取って固めるために欠かせない灰汁(あく)の質にもこだわっており、美郷町北郷の宇納間備長炭を作る時に出る灰を使っている。

 「イモが大きすぎてもだめ。灰汁の量は季節や天気によって調整しています。義母は灰汁の加減を舌で計っていたそうです」としづ子さん。

 コンニャクイモは前日から湯がいて皮をむき、冷蔵庫に入れておく。2〜3センチ角に切ってお湯に浸した後、ミキサーで粉砕し灰汁を投入。しばらく寝かせたら300グラムを量って丸め、1時間ほどゆでてようやく完成する。熱々のうちに袋詰めされたこんにゃくは、その日のうちに店頭に届けられる。

 以前は毎日作っていたが、今は「無理せず長く続けられるように」(しづ子さん)と、週2、3回にしている。夏の作業は蒸し風呂状態で、盆過ぎまでは大変な作業。これからは少し過ごしやすくなる。ファンのリクエストに応えるため、こんにゃく作りは続く。

 「日向市からも買いに来てくれる方がいます。喜んでもらえるのがありがたい。手作りは大変ですが、細く長く続けられるように頑張りたい」と、国顕さんも声をそろえた。

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