Ｅｎｊｏｙ！家トレ（１）ｔａｒｚａｎ協力

本紙掲載日：2020-09-19

8面

椅子を使った楽々ストレッチ

　「最近、少し太ってしまって」―。そんな言葉を耳にするようになったのは、新型コロナウイルスの影響で外出する機会が減り、自宅で過ごす時間が増えてから。コロナ太りにかかわらず、普段から運動不足やストレスを感じている人は多いはずです。

　本紙はきょうから、延岡市浜町のフィットネスアカデミーの協力で、自宅で誰でもできるストレッチやトレーニング方法を随時掲載します。

　まずは高齢者向けのストレッチや椅子を使ったトレーニングからスタート。中学・高校生など競技者向けの高度なメニューも紹介する予定です。

　運動不足、ストレス解消へ。レッツエンジョイ、家トレ！

◆下半身鍛え、けが防止や姿勢矯正効果も

　第１回は腰回りのストレッチです。体幹の筋力、柔軟性の維持・向上、血行の改善などが期待できます。下半身を鍛えることで、転倒などによるけがの防止や姿勢矯正、体温上昇、集中力アップなどの効果が得られます。

　また、どちらも深く呼吸しながら行うことで、呼吸をつかさどる筋肉が刺激され、全身に酸素が行き渡り、頭もすっきり。自律神経を整える効果も期待されます。

　椅子に座ったままできる運動なので、足腰に負担を掛けたくない人にもお勧めです。

（フィットネスアカデミー専務取締役・塚元秀樹＝高齢者体力づくり支援士、日本ストレッチング協会認定ストレッチングトレーナー）

◆ワンポイントアドバイス
・反動をつけずにゆっくりと動かしましょう
・呼吸を止めないように気をつけましょう
・必ず安定性の高い椅子をお使いください

※前後を交互に５回ずつ行う。
①椅子に深く腰掛け、息を吐きながら上体を倒す。その際、頭を下げて腕の力からを抜いて前に伸ばす。
②ゆっくりと息を吸いながら両腕を上げ上体を起こしていく。そのまま背もたれに体を預けて後方に腕を伸ばしながら腰と背中をストレッチする。

※左右交互に５回ずつ行う
椅子に深く腰掛け、片腕を真っすぐ上げる。息を吐きながら反対側にゆっくりと上体を傾ける。