１００人市民会議２回目会合

本紙掲載日：2020-09-23

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テーマに沿って５年後に目指す姿について意見を出し合う「１００人市民会議」のメンバー

５年後・目指すべき姿は

◆第６次長期・後期基本計画策定へ

　第６次長期総合計画後期基本計画の今年度策定に向け、延岡市が設置したワーキンググループ「１００人市民会議」の第２回会議が１７日、市中小企業振興センターであった。メンバーは交流連携や産業振興など所属する班内で、選んだテーマの５年後に目指すべき姿について意見交換した。

　会議は市民の幅広い意見を計画に反映しようと設置し、市内各分野の団体・個人の推薦メンバーや公募で選ばれた市民らで構成。前回は交流連携班や産業振興班、地域づくり班、人づくり班、都市環境班、行財政運営班の６班を組織し、各班で延岡の課題や解決策など意見を出し合った。

　今回は班内の少人数グループで、決めたテーマに沿って５年後に目指す姿の意見を出し合い、スローガンを決定。実現に向けて、市民や地域、行政、関係機関が取り組むべきことを挙げ、それらを踏まえて５年後に目指す姿の磨き上げ（具体化）を考えた。

　このうち、観光の産業化をテーマとした産業振興班のＡグループは、５年後に目指す姿に「立派な観光地（観光人口３０万人）」「全国屈指のアウトドア天国」「観光で稼げるまち」「観光と食が融合したまち」などを掲げ、スローガンを「老若男女が好きになるまち」に選定。

　「延岡の魅力を知り、発信する」「観光インフラやバスなどの整備」など、スローガン実現に向けた市民や地域、行政などの取り組みを列挙した上で、「市民が観光資源を自信を持って発信している」「観光客増で仕事が増え、農業、漁業も潤っている」など５年後の具体的な姿を発表した。

　市は２０１５年度、まちづくりの基本的な指標で、市の取り組むべき施策を体系化した最上位計画の第６次長期総合計画（計画期間１６～２５年度）を策定。このうち前半５年間の前期基本計画が今年度で終了するため、後期基本計画づくりに取り組んでいる。

　第３回会議は１０月１４日午後７時から開催を予定。会場は調整中。