自慢のメニューそろえ、日向波めしフェア

お倉ケ浜ビーチハウス

◆１０月末まで毎週土曜日に開催

　新型コロナウイルス感染症拡大で低迷する飲食業界を応援しようと、日向市お倉ケ浜ビーチハウスで「日向波めしフェア２０２０」が９月２６日行われ、大勢の買い物客でにぎわった。主催は「テイクアウトからテイクオフの会」（松木紳一郎代表）。

　ビーチハウス内に７店舗が出店。カレーや肉巻きおにぎり、サンドイッチ、地鶏の塩焼き、岩ガキの炊き込みご飯など各店が自慢のメニューをそろえた。

　国内有数のサーフスポットだけに、天候に恵まれたこの日も全国からサーファーらが来場、休憩中や終了時に利用した。フェアを知った地域の人たちをはじめ、市内外からも、お目当てのメニューを求める人らが訪れた。

　多くの店舗が昼前には完売するほどの好評を博し、中には慌てて午後に販売する商品を追加した店舗もあった。

　ソーシャルディスタンスなど感染防止対策も徹底し、会場入り口では、市による検温が行われた。主催者も駐車場でドライブスルーに対応できるよう準備したが、ほとんどの来場者が車から降り、フェアの雰囲気や調理する煙や匂いを満喫していたという。

　松木代表（３９）は、「利用者の反応に不安があったが、予想以上の人出に感謝している。クーポンなども利用してもらい、雰囲気を楽しんでもらいたい。頑張っている飲食店の存在を知ってもらい、店にまで足を運んでいただき復興に弾みをつけたい」と手応えを感じたようだった。

　同フェアは１０月末までの毎週土曜日、午前１０時から午後３時まで同所で開催される。日向市内の店舗を中心に、参加店舗を随時募集している。問い合わせ、連絡先は松木代表（電話０８０・３９７１・７９１６）。