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十五夜の祭りテーマに交流

本紙掲載日:2020-10-02
7面
順番に並んで、お供え物をもらう子どもたち
子どもの頃の体験を話す寺田さん

出北2区寿サロン−地域の習俗を子どもに伝授


 延岡市の出北2区高齢者クラブ寿サロン(江本常代代表)は1日、地区内にある出北観音堂に中島保育園の園児たちを招いて、十五夜の祭りをテーマに交流した。園児たちは、十五夜の夜だけ許された〃どろぼう〃についての話に聞き入り、お菓子や果物をもらって喜んだ。

 寿サロンと出北2区(中川正春区長)、中島保育園の関係者が地域の習俗を子どもたちに伝えようと、昨年から十五夜の日に行っており、年長児14人が招かれた。

 長年にわたって、東小学校で藤江監物と岩熊井堰(いぜき)についての授業を続けている寺田勝彦さんが、昭和30年代(1955〜64)に自身が体験した十五夜の祭りについて解説。「どろぼうは悪いことですが、十五夜の晩だけは、よその家の庭先にある供え物を取っても怒られない日でした」

 「近所の子どもたちと一緒に家々を回り、ふかした芋や柿、ミカンなどの果物、団子やおはぎなどの中から、『1軒につき1個だけ』取っていました」

 「品物を選ぶ時にもこつがあって、渋柿か甘柿か分からない時は、月の光に照らして見分けていました。おはぎは直接手で持つとあんこが付くので、年上のお兄さんやお姉さんは、おはぎをくるむ新聞紙をポケットにしのばせていました」など、懐かしいエピソードを紹介した。また、藤江監物親子らの懸命な努力によって岩熊井堰と出北用水が完成し、そのおかげで同地区が豊かな農村地帯になったことにも触れた。

 十五夜とお供え物、地元の歴史について学んだ子どもたちは、お待ちかねのお供え物もらいを体験。ふかしたてのサツマイモ、ミカン、焼き菓子がそれぞれに盛り付けられたお盆から、一つずつ手に取って袋に入れ、うれしそうに顔をほころばせていた。

 中川区長は「今夜はお月さまがまん丸くなるから見てね。お供え物のお菓子を取ったり、お芋を取ったりするのはいいからね。元気におうちに帰ってね」とあいさつ。園児たちが声を合わせて「ありがとうございました」と元気いっぱいにお礼を述べると、居並んだ大人たちも目を細めていた。

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