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不明3人はどこへ−土砂崩れから1カ月

本紙掲載日:2020-10-06
3面
現場対岸にはテーブルが設置され花が置かれている(6日、午前)
重機で川底を掘り起こす相生組の従業員(同)

懸命の捜索むなしく−関係者、無念の思い募る・椎葉

 台風10号の大雨による影響で椎葉村下福良の建設会社「相生組」の相生秀樹社長と家族ら4人が巻き込まれた土砂崩れ発生から1カ月が過ぎた。災害が発生した9月6日の翌7日から、地元消防団や警察、建設業関係者などが捜索を開始。同25日に継続的な捜索が終了されるまで、延べ2千人以上が捜索活動に当たった。同17日に1人の遺体が発見されたものの、いまだに3人の行方は不明のまま、捜索に当たった関係者には無念の思いが募っている。

 面積の96%を山林が占め、急峻(きゅうしゅん)な傾斜地も多い同村。同6日に降った418ミリもの大雨で斜面の地表に近い部分がゆるみ、相生組の事務所などがあった裏山の斜面(全長約220メートル)が崩れ落ちた。

 発生時刻は、同日午後8時〜8時30分ごろとみられている。社長の相生さん(70)と妻勝子さん(68)、息子で専務の泰孝さん(39)、ベトナム人技能実習生のグエン・ヒュー・トアンさん(22)チャン・コン・ロンさん(23)が土砂にのまれた。相生社長は自力で脱出したが、4人が行方不明になった。

 翌日から現場での救助活動が開始。9日午後は、災害での生存率が急激に低下するとされる「72時間」ということもあり、地元消防団に県警や大阪府警、日向市消防本部など約270人が現場で懸命な捜索に当たった。

 その後は、「下流域に流された可能性が高い」として、十根川や耳川などの下流域での捜索人員を徐々に増やした。10日からは、泰孝さんが部長を務める日向地区建設業協会青年部や諸塚村消防団も捜索に参加。現場から約20キロ下流まで捜索範囲を広げ、ボートやドローンなどを使って懸命に捜した。

 17日午後には、土砂崩れの現場から約3キロ下流の十根川右岸でトアンさんの遺体が発見された。以降、十根川の川岸を重点的に捜査。耳川との合流地点までの河原を重機を使って捜したが、有力な手掛かりは得られず。25日には地元消防団、27日には建設業協会青年部が捜索を終えた。

 現在、現場対岸の国道265号の路肩にはテーブルが設置され、花や飲み物が置かれている。

 相生組従業員は、以降も現場周辺の川底を重機で掘り起こす作業に当たっている。事務所にいた相生社長は、今後について「私たちは3人が見つかるまで捜索を続ける」と胸の内を明かした。

 黒木保隆副村長は「1カ月がたつが、発見に至らず(行方不明者の)家族も私たちも通常の生活に戻れていない状況。河川の水位が下がり、ダム湖などの濁りがなくなったら消防団などと協議して捜索を行いたい。とにかく早く見つかってほしい」と話した。

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