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延小城山V13安打の猛攻

本紙掲載日:2020-10-29
9面
優勝した延小城山クラブ
【決勝・延小城山―一ケ岡】3回、4打点目の右前適時打を放つ延小城山の土田=25日、一ケ岡球場

秋季Cクラス大会−学童野球

 4年生以下のチームの頂点を決める学童野球の秋季Cクラス大会決勝が25日、延岡市の一ケ岡球場であり、延小城山クラブが一ケ岡クラブを11―4で下して優勝した。

 大会は延岡軟式野球連盟学童部主催。Cクラスの県ナンバーワンを決める第6回県学童オレンジ大会の予選を兼ねており、市内8チームがトーナメント戦で県大会出場を目指して争った。

 決勝は延小城山が計13安打の猛攻で勝利。中でも友清昇耶は3安打2打点、土田耕太は3安打3打点と躍動した。守りでは、先発の河島結芽が三回を投げて5奪三振の好投。二番手の友清も被安打1の好救援を見せた。

 決勝まで9得点の一ケ岡は、3安打と打線がなりを潜めたが、鶴輪昊太郎が2点適時打を含む2安打と本盗で1人気を吐いた。最終回は四球の笠江愛音が内野ゴロで生還したが、失策絡みで献上した失点が響いた。

結果は次の通り。

▽1回戦
延小城山クラブ  00004−4
東海東クラブ   00100−1
 
南方小クラブ   1050−15
東ファイターズ  051−  6
(三回時間切れ)。

南少年・緑ケ丘合同00010−1・
岡富・東海合同  2240×−8。

旭サンダーズ   10100−2・
一ケ岡クラブ   3330×−9。

▽準決勝
延小城山クラブ  01330−7・
南方小クラブ   00101−2。

一ケ岡クラブ   02412−9・
岡富・東海合同  10010−2。

▽決勝
延小城山クラブ  50150−11・
一ケ岡クラブ   00301− 4。

[評]延小城山は初回、吉田蒼悠の安打などに敵失を絡めて先制。四回は海汐曖夢の三塁打、佐藤凛央と佐藤あかりの安打などで離した。一ケ岡は三回、坂本恵斗の安打を機に反撃。最終回は鶴輪の2安打目で好機をつくったが、及ばなかった。

◆土田、猛打賞の活躍

 延小城山クラブの4番土田が、3安打3打点でチームに貢献。だが浮かれることなく「練習のほうがいい打球が飛ぶ。試合でもそういう打撃ができるように、もっと努力したい」と前を見据えた。

 けがが治ったばかり。満足な練習ができないまま臨んだ初戦では、大黒柱の仕事を果たせなかった。「次こそ打ってやろう」と雪辱に燃えた。言葉通り、決勝戦で猛打賞の活躍を見せた。

 初回、1死二、三塁で「思いっきり振ろう」。打球は右中間を破り、先制となる2点三塁打を放った。三回も好機で右前適時打。四回も逆方向に運び、快音を重ねた。

 次戦では日向、児湯地区の代表と県大会出場を懸けて戦う。「29日のようにすべての打席で安打を打ち、引っ張りたい。みんなの力で勝てるように頑張る」と意気込んだ。

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