トライアスロン・トップ選手へのサポート強化

トレーニングセンター改修工事完了−宮崎

　トライアスロンのナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点に指定されているフェニックス・シーガイア・リゾート（宮崎市）の「ラグゼ一ツ葉」で選手のサポート機能強化の改修工事が完了。２４日にお披露目会があった。出席者は県などが目指す「屋外型ナショナルトレーニングセンター」の誘致に向けた機能強化を喜んだ。

　同リゾートとその周辺は、２０１５年から国の同競技強化拠点、１６年からパラリンピック競技の強化拠点に指定された。今年３月に高圧酸素ＢＯＸ、アイスバス、診察室などを新設した。新型コロナの影響で今回のお披露目となった。

　機能が強化されたのは強化指定選手のみが利用できるトップ選手専用のジム、コンディションサポートや、リカバリー（回復）施設。将来的には「屋外型ナショナルトレーニングセンター」の誘致につなげるため、ハイパフォーマンススポーツセンターと連携が可能となる準備も進めた。

　また、パラリンピック選手のために、県の補助を受け、専用ジムやプールへ向かうスロープ、車椅子対応トイレなどユニバーサルデザイン化も進めた。

　お披露目会には河野知事や戸敷正宮崎市長、合宿中のトライアスロンの強化指定選手らが出席。同施設を運営するセガサミーグループの里見治会長は「県が掲げる『スポーツランドみやざき』の一躍を担うべく、活動を続けたい」。日本トライアスロン連合の岩城光英会長は「心強く、期待に応える成果を出したい」とあいさつした。