電話応対コンクール−柳田さん優勝

優秀賞・森谷さん、新人賞・甲斐さん

◆リモート開催の全国大会へ

　２０２０年度電話応対コンクール県大会はこのほど、宮崎市内であり、延岡市天下町のセンコービジネスサポート（ＳＢＳ）の柳田彩花さん（３１）が優勝した。２０日に開催される全国大会に県代表として出場する。また、県北から優秀賞に佐川急便延岡営業所の森谷千穂さん（３７）、新人賞にＳＢＳの甲斐茜さん（３０）が選ばれた。

　コンクールは、日本電信電話ユーザ協会が企業社員の電話応対と応対技能のレベルアップを通じて、顧客満足経営の推進を図る人材育成を目的に毎年実施。県大会は同協会宮崎支部（支部長・米良充典宮崎商工会議所会頭）が開催し、地区予選を勝ち抜いた２３人がスキルを競い合った。

　今年度は「聴く力と察する力で通じ合える説明を」をテーマに行われ、オンラインショップで注文した利用客から取引内容に関する問い合わせに対応するという課題だった。

　ＳＢＳはグループや関連会社の事務手続きなどを代行する業務を行っており、入社２年目の柳田さんはＥＣショップを担当。自分の実力を試してみたいと、昨年夏から出場に向けた練習を重ねてきたという。

　問い合わせの内容に応じて対応手順を整理し、ロールプレーイングを繰り返し。２年前の全国大会で優勝した同社の熊谷知紘さんからアドバイスをもらった。

　無観客で行われた県大会本番では、冒頭の応対でミス。すぐに訂正したが、「間違ってしまい、自信はなかった」。それでも結果は優勝。「声だけで気持ちを感じ取り応対することの難しさを改めて痛感しました」と振り返った。

　全国大会は広島県で開催予定だったが、今年はリモート参加と実施方法が変更となった。柳田さんは「全国大会はレベルも高い。お客さまに寄り添った言葉を常に意識しながら、的確な応対を考えたい。会社の代表として優勝を目指したい」と意気込んだ。

県大会の結果は次の通り。

▽優勝＝柳田彩花（センコービジネスサポート）

▽準優勝＝松岡朝子（ＮＴＴマーケティングアクト九州支店九州ＳＯＣセンター）

▽優秀賞＝岡田紗弥（三井住友海上火災保険宮崎保険金お支払いセンター）森谷千穂（佐川急便延岡営業所）仲井俊裕（霧島酒造）

▽新人賞＝甲斐茜（センコービジネスサポート）