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「エンタメを止めるな」

本紙掲載日:2020-11-12
7面

本田笑劇場・役者ら熱いメッセージ−面白く温かく

 「こんな時代だからこそエンタメを止めるな」。コロナ禍でも、負けずに笑って元気になってもらおうと、延岡市出身の演出家・俳優本田誠人さんが座長を務めるエンターテインメントステージ「本田笑劇場」が7日、同市の延岡総合文化センター大ホールで開かれた。県内で活動する役者らが、楽しいステージとともに熱いメッセージを届けた。

 コロナ禍でさまざまな文化活動が休止を余儀なくされる中、のべおか文化事業団と演劇ユニット「あんてな」が「かけがえのない文化のともしびを消させない」と企画。役者9人と1グループが出演し、漫才、コント、人情喜劇をエネルギッシュに届けた。

 31歳と67歳の年の差コンビ、濱田明良さんと黒田吉郎さんによる漫才「憧れのショップ店員」で幕開き。方言を織り交ぜた、ちぐはぐな掛け合いで笑わせた。

 コント「竜宮城」は、婚期を逃すまいと繰り広げられる、竜宮城で働く女性たちの熾烈(しれつ)な戦いを切り取った作品で、本田いずみさん、黒木りずむさんら4人が息の合った掛け合いで魅了した。

 コント「全日本スポーツ連盟記者会見」では、「withコロナ」社会のスポーツの新ルールが発表された。組み合わずに気合で勝敗を決める柔道、触れ合いたいのをぐっと我慢し見ているこちらももどかしい社交ダンス、ソーシャルディスタンスを保つためバトンを受け取りたいけど受け取れない陸上リレー競技など、シリアスな笑いで引き込んだ。

 人情喜劇「多田なんでも屋の秋」は、なんでも屋を営むお父さんが、赤ちゃん連れの女性から「私のことを泣かせてほしい」と依頼を受ける。

 家族や従業員であの手この手を使い、泣かせようと試みるがうまくいかず、そもそもなぜ泣きたいのか理由を尋ねてみると、女性が子育てにつらさを感じていることが分かった。

 「幸せなんだけど、泣いている赤ちゃんを見て、ときどき『泣かないで』『私だって泣きたいよ』と思う」と語る女性に、「赤ちゃんは泣くもの。子育ては人の力を借りるもの」「いろいろつらいことはあるけど『だいじょうぶだぁ』(志村けんさんの言葉)」など温かな言葉が掛けられる。

 人と人のつながりが薄まりつつあるコロナ禍の今、役者たちのせりふ一つ一つが観客の心に優しく響いた。

 オープニングで「皆さん、ただいま。会いたかった〜」と登場した本田さん。フィナーレでは、今回の企画を提案した同事業団に感謝を伝え「皆さんにもお伝えしたい。エンタメを止めるな」とメッセージ。「また劇場でお会いしましょう」と締めくくった。

 会場では感染予防対策として換気、検温、手指消毒を実施し、マスク着用が呼び掛けられた。また、座席の間隔を空け人数を制限したが、用意された650席はほぼ埋まった。

 家族や友人と訪れた日向市の西森南さん(32)は「こういうホールに足を運ぶのも、生の舞台を見に来るのも久しぶりでした。たくさん笑わせてもらいました」、娘の莉子ちゃん(3)も「おもしろかった」と笑顔だった。

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