洗車のこつ、プロに学ぶ

県シルバー人材センター連合会

◆シニア世代対象に見学・体験会

　県シルバー人材センター連合会は１３日、延岡市平原町の「車検のコバック」平原店（ホンダオート染矢、染矢俊明社長）でシニア世代を対象にした洗車作業見学・体験会を開いた。６０〜７０代の６人が参加、洗車のプロから知識や技術などを学んだ。延岡市シルバー人材センター協力。

　宮崎労働局が委託する高齢者活躍人材確保育成事業の一環。今回は洗車技術の習得と、会員の仕事を体験してもらうことで入会促進を図ろうと実施した。

　この日は同店の井伊一彰工場長が講師を務め、最初に「洗車は高い部分から下に向かって洗います」などと手順を説明。同センター会員の洗車作業を見学した後、実際の車で体験し、天井、窓ガラス、ボンネット、バンパー、タイヤと洗い、最後に室内清掃を行った。

　途中、洗車に適した時間帯、水あかなど汚れの落とし方、ガラスの磨き方などについてアドバイスもあり、熱心にメモを取りながら洗車の要領や美しく仕上げるこつを学んだ。

　「洗車はすぐに慣れて楽しくなる。きれいになるとうれしいし、手入れをすれば車が長持ちする。ぜひ、自宅で実践して」と井伊さん。門川町から参加した６０代女性は「自分で洗車をしたことがなかったので、説明が分かりやすく勉強になった。自分でも洗車をやれる自信が付き、いくつになっても仕事ができる気持ちも高まった」と話した。

　市シルバー人材センターは、入会を随時受け付けており、毎月末に説明会を開催している。問い合わせは同センター（電話延岡３２・４６４２、平日午前８時３０分〜午後５時）。