県でも個人情報流出か

イベント管理会社への不正アクセスで

　イベント管理ウェブサービス「Ｐｅａｔｉｘ」への不正アクセスにより最大６７７万件の個人情報が流出したとされる問題で、県は２０日、同サービスを利用した県実施のイベントでも約２８００人分の情報が引き出された可能性があると発表した。

　総合政策課によると、被害の恐れがあるのは１０月１７日以前に同サービスを利用して参加募集を行った延べ２３イベント。該当者は延べ２８９０人で、そのうち２７９７人の情報が流出した可能性があるという。

　「ＧｏＴｏイートひなた食事券」の購入予約（１０万９４４５セット）は申し込み開始が同２６日からだったため、問題はないとしている。不正アクセスによる個人情報の悪用は報告されていないという。

　ＰｅａｔｉｘＪａｐａｎによると、流出した可能性がある情報内容はアカウント表示名、氏名、アカウント登録メールアドレス、言語設定、アカウントが登録された国、タイムゾーン、暗号化されたパスワードで、それ以外の住所や電話番号などは安全だとしている。

　このため、同サービスで利用したのと同一のパスワードを他サービスなどで使い回している場合は変更などの対策を呼び掛けている。県は「利用者の皆さまにご心配をおかけしておりますことをおわび申し上げます」としている。

　詳細はＰｅａｔｉｘ社のホームページ（ｈｔｔｐ：／／ａｎｎｏｕｎｃｅｍｅｎｔ．ｐｅａｔｉｘ．ｃｏｍ／２０２０１１１７ｊａ．ｐｄｆ）。

　問い合わせは同社専用カスタマーサービスセンター（電話０１２０・３３１・３６７、午前１０時〜午後６時）、電子メール（ｃｓ＠ｐｅａｔｉｘ．ｃｏｍ）。

（不正アクセスの可能性があるイベントについては後日掲載）