新型コロナ、新たに５人

２３日発表−宮崎市内のみ確認

　宮崎市は２３日、新たに５人（県４２８〜４３２例）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち４２８〜４３０例目の３人は２０〜４０代の男性で、県３９７例目（感染経路不明）との接触があった。４３１と４３２例目の２人はクラスターが発生した飲食店の系列店の２０代女性従業員。同市以外の新規感染者はいなかった。

　県４２８例目と４２９例目の２人は４０代男性。２人は、３９７例目の４０代男性と１７日に会食をしていた。ほかに同席者が複数いたが、いずれも陰性が確認されている。

　４３０例目の２０代男性も３９７例目の男性との接触があることが分かり、検査を行った。

　３９７例目の４０代男性の家族の３０代女性（４２１例目）と、１０歳未満の女性（４２２例目）は１７日以降、主に自宅で過ごしており、他人への感染リスクは少ないとみられている。


◆飲食店関連、感染者１７人に

　クラスターが発生した接待を伴う飲食店関連は、系列店を含めて感染者は１７人となった。

　関西電力のグループ会社「きんでん」のクラスター関連として、２２日に発表した４２０例目の２０代男性は、同社と同じビルに入る会社の社員。きんでんの社員と同じ喫煙所を共有していた。同じ喫煙所のそのほかの利用者は陰性が確認されているという。

　県は２３日、４２６例目の国富町２０代女性と、４２７例目の小林市６０代男性の行動歴などを公表した。２０代女性の濃厚接触者は家族など２人で、１人は陰性、１人は検査待ち。６０代男性は濃厚接触者１人で陰性が確認されている。


◆入院中１５人、重症者は１人−県内、２２日時点

　２２日現在、入院中は１５人で重症者が１人。無症状の６人が自宅療養中で、３７人が宮崎市内２カ所の宿泊施設で療養し、入院・療養調整中が３人。２２日は５７件（うち宮崎市５３件）の行政検査があり、陽性は５件だった。