【お知らせとおことわり】

 夕刊デイリー新聞ならびにYUKAN-DAILY-WEBを
ご利用いただきありがとうございます。

 著作権保護のためWEBブラウザ上からの記事・写真の
ダイレクトプリントができないようになっております。
ご了承下さい。

 サイト内の写真は本紙に掲載されたものですが
本紙掲載分の写真については以下のような規定があります。


 夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。

 スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?

 写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。

写真のサイズと料金は次の通りです。

▽L  サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加)


L  サイズ
(8.9×12.7センチ)
1枚 300円
LL サイズ
(12.7×17.8センチ)
1枚 500円
A4 サイズ
(21×29.8センチ)
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加)

 提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
 掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。

 受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
 写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
 また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。

 写真は個人的利用に限ります。 印刷物などに用いることはできません。

 写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。


 お問い合わせ、お申し込みは
 本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。

 

初の輸入貿易が実現

本紙掲載日:2020-12-04
3面
中国から届いたコンテナを積んだトラックを見送る岡田さん(11月30日、日向市細島港)
納品したPEボールの品質も好評価(提供写真)

商社「大連延岡商貿」−延岡市の友好都市に設立

◆細島港にコンテナが到着

 延岡市と友好都市を結ぶ中国・大連金普新区との経済の懸け橋として現地に設立した商社「大連延岡商貿有限公司」(岡田明利総経理・岡田花店社長)にとって、初となる輸入貿易が実現した。11月30日には、中国から日向市細島港に届いたコンテナ1個分の商品を都城市の企業へ納品。岡田さんは「細島港を使うことに意義がある。中国経済はV字回復していて、貿易には手応えを感じており、この輪の中に入ってくれる仲間が出てくることを期待している」と話した。

 初貿易のきっかけは今年6月に、都城市のレジャー施設「深山霧島キッチン」の経営者から施設内のボールプールで使うポリエチレン(PE)製ボールの調達で相談を受けたことだった。中国での調達可能性を感じた岡田さんは中国のスタッフに製造している工場を探すよう指示を出した。7月にはサンプル品を取り寄せて経営者と商談。8月には5万個分の見積もりも仕上がった。

 中国の工場は上海から約300キロ南に位置し、日用品の卸売市場が多く立地する義烏市にある。中国・寧波港から5万個のボールが入ったコンテナを積んだ船が10月30日に出港。複数の港を経由して11月10日深夜に細島港に到着した。約3週間の食品検査を経て、30日朝、深山霧島キッチンへ向けてコンテナを積んだトラックが出発した。

 今回の輸入でこだわったのが細島港を使うことだ。岡田さんは「県北の物流を考えた時に海から入る細島港は重要。近い将来間違いなく大事になってくる。今から自分たちで細島港を利用することを考えないといけない」と話す。

 その輸送手段などを担ったのが日向市の八興運輸。中国とのコンテナ船定期航路を持つ神原汽船(広島県)の代理店として、細島港での荷揚げ、税関への申告業務、都城までの陸送までを一貫して請け負った。輸入品は子ども向けの玩具だが食品の対象になるため、事前の準備や確認事項など複雑な手続きをクリアしてきた。

 同社外貿・港湾課の柏田浩子さんは「地場の業者として県内で扱う貨物をさらに展開してきたいと考えていた。PEボールを細島で揚げることは初めてだったので全面的に協力させていただいた」と振り返る。岡田さんも「細島港を使うことで事例が積み重なり、関係者の対応力も向上していく。自分たちで使うことで利便性を高められるのではないか」と今後の展開を見据える。

 深山霧島キッチンからのボールのオーダーは年2回程度継続する見込み。それだけでなく、水面下ではさまざまな貿易案件も進行中だという。岡田さんは「商社を設立して2年。これから新しい時代の中で仕事も変わってくるし、私自身も仕事の見方が変わってきた。自分自身が持つノウハウを持って外に出ることは挑戦だが、そこにはチャンスが広がっている」と意気込む。

その他の記事/過去の記事
page-top