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威風堂々−県北の巨樹たち〜(12)30メートル四方に広がる枝

本紙掲載日:2020-12-10
7面
大久保のヒノキ

大久保のヒノキ・椎葉村下福良

 伝承樹齢800年、樹高32メートル、幹回り9・3メートルで国内最大級。天に向かって燃える炎のようにいくつもの枝が伸び、その広さは東西32メートル、南北30メートルもある。この樹冠が特徴的で、1994年に国の天然記念物に指定されている。

 ヒノキはヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹。杉と同じく建築材として用いられ、本州から九州まで広く分布している。葉は鱗片(りんぺん)状でY字形をしており、直径約1センチの球果をつける。

 本連載の第10回で紹介した八村杉から車で山道を東に進み、約10分で到着する。一帯は、さまざまな角度から見られるよう整備されており、異彩を放つその姿に圧倒される。また、日本三大秘境の一つに数えられる同村の豊かな自然の中で、心地よい森林浴も楽しめる。

 自生する数と木そのものの寿命の長さにより、国内に存在する巨樹・巨木で多い樹種は杉、ケヤキ、クスノキなど。特に杉は樹脂が多くて腐れにくく、クスノキには防虫成分が含まれるため、巨樹・巨木になりやすい。

 正確な測定はできないが、樹木の根は広さは枝張りの幅かそれ以上あるといわれる。数百年生き、高さが数十メートルもある木でも、健全であれば呼吸、光合成して少しずつ大きくなっている。また、幹が空洞になっていたとしても根の状態が良く、水分が全体に循環しているのであれば成長する。

 巨樹・巨木になるためには、適した土壌と日照条件などが整うことはもちろん、そもそも人が伐採しなかったことも大きな要因となる。巨樹・巨木といわれる木の中には異形のものも多く、これらは材として使いにくかったからこそ残れたという面もある。

 多くの名木の周りには柵が設置されているが、それがなかったり老朽化していたりする所もある。露出した根を何回も踏み続けると、樹皮が剥げて病気などの原因になる可能性があるため、観賞には注意が必要だ。

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