【お知らせとおことわり】

 夕刊デイリー新聞ならびにYUKAN-DAILY-WEBを
ご利用いただきありがとうございます。

 著作権保護のためWEBブラウザ上からの記事・写真の
ダイレクトプリントができないようになっております。
ご了承下さい。

 サイト内の写真は本紙に掲載されたものですが
本紙掲載分の写真については以下のような規定があります。


 夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。

 スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?

 写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。

写真のサイズと料金は次の通りです。

▽L  サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加)


L  サイズ
(8.9×12.7センチ)
1枚 300円
LL サイズ
(12.7×17.8センチ)
1枚 500円
A4 サイズ
(21×29.8センチ)
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加)

 提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
 掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。

 受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
 写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
 また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。

 写真は個人的利用に限ります。 印刷物などに用いることはできません。

 写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。


 お問い合わせ、お申し込みは
 本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。

 

鳥インフル県内7例目が確定−美々津町の養鶏場

本紙掲載日:2020-12-15
3面
徒歩で現場まで向かう自衛隊の隊員たち
次々に車が訪れる美々津町の国道10号。職員らは消毒作業に追われていた(14日午後)

5万3千羽殺処分を開始

 県は14日、日向市美々津町の食肉養鶏場で飼養されているブロイラーから検出された鳥インフルエンザウイルスの確定検査(PCR検査)を実施した結果、高病原性が強く疑われる「H5亜型」の遺伝子と判明し、殺処分などの防疫措置を開始したと発表した。県内7例目の高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜となった。

 同養鶏場では同日未明に死亡鶏が増加し、延岡家畜保健衛生所の簡易検査で陽性を確認。遺伝子検査により、午後4時に農林水産省が疑似患畜と判定した。

 県は自衛隊派遣を要請し、約5万3千羽の殺処分を開始。この中には出荷先となる川南町の食鳥処理場の約2万7千羽が含まれる。発生養鶏場は直前に約8100羽を同処理場に出荷していたため法令に基づき、他養鶏場からの出荷分も含め殺処分の対象となった。同食鳥処理場は1日当たり6万7千羽と県内3番目の処理能力があるという。

 一方、発生養鶏場を中心とする半径3キロ以内を移動制限区域、同3〜10キロ以内を搬出制限区域に設定。移動制限区域では都農町を含む59養鶏場で約220万羽、搬出制限区域では都農、川南町を含む66養鶏場で約239万羽が飼育されている。

 川南町の食鳥処理場についても同1キロ以内を移動制限区域に指定。区域内では県畜産試験場川南支場を含む3養鶏場で約23万羽が飼養されている。

 各制限区域に通じる主要道9カ所には消毒ポイントを設置。これとは別に、東九州自動車道の日向ICと都農ICには消毒用マットを設置し、24時間態勢でウイルス封じ込めの車両消毒が続けられている。


◆徹夜で処分作業続く−美々津町

 高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された日向市美々津町の農場では、疑似患畜の判定確認後の14日午後5時から約175人態勢で殺処分が開始され、厳しい冷え込みの中で徹夜での作業が続いた。

 県や市の職員のほか、自衛隊から約125人が支援に駆け付けた。掘削や埋却などの作業には日向地区建設業協会の関係者約10人が参加し、作業に追われた。

 現場は国道10号から近い場所で、新しい民家も立ち並ぶ閑静な住宅街。養鶏場に続く道路の入り口には、数百メートル手前に「通行止め」の看板が数カ所に立ち、市職員らが人の出入りをチェックした。

 時折、関係車両が行き来するものの、養鶏場周辺の様子を見ることができない位置にあることから、発生の事実を知らない地域住民も多い様子だった。

 近所に住む60歳代の主婦は「近くに養鶏場がいくつかあるので心配です。これ以上広がらず、早く収束してもらいたい」と話した。


◆消毒ポイント新たに6カ所

 美々津町の養鶏場を中心とした日向市内や川南町、都農町など半径10キロ圏の移動・搬出制限区域境界付近では14日、新たに6カ所の消毒ポイントが設置された。1日に都農町で発生した2例目の消毒ポイントと合わせて計11カ所となった。相次ぐ発生に、24時間態勢で消毒作業を行っている担当者からは「人手が足りていない。年末年始の出動も覚悟しなければならないかも」などと不安の声が上がっている。

 このうち、14日午後3時ごろ、2例目と併用している美々津町の国道10号沿いの消毒ポイントでは、県職員1人と委託を受けた日向地区建設業協会の会員4人が作業に当たっていた。

 待機場所には、消毒液が入ったタンクや噴霧器などの資材が配備されているほか、コンテナやテント、仮設トイレが備えられている。ストーブも置かれていたが、主要道路の同所にはひっきりなしに車が訪れたため、暖を取る暇もないほど作業に追われていた。

 弁当やカップ麺なども用意されているが、「とてもじゃないが、ゆっくり食べられる状況ではない」と県職員。この日は、午前中だけで約300台の車を消毒したという。

 建設業協会の会員は「かなり寒くなってきたので、体調管理に気をつけたい。とにかく早く抑え込むことだけを考えている」と話した。

その他の記事/過去の記事
page-top