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和食給食、オンラインで実演会−JA全中

本紙掲載日:2020-12-15
8面

料理人・米農家栄養教諭らに魅力伝える

 全国農業協同組合中央会(JA全中)は5日、延岡市の社会教育センターで、本県と鹿児島県の栄養教諭や学校栄養職員向けの和食給食調理実演会を開いた。約100人がオンラインで参加。同市の米農家と和食料理人が、米の魅力や食材のおいしさを引き出す方法などを伝えた。

 和食給食の推進、米の消費拡大を目的として、JA全中が2014年から全国各地で実施している。司会進行や配信などの運営は、和食料理人と食品メーカーでつくる和食給食応援団(東京都)が担った。

 調理は、同市本町の日本料理店「きたうら善漁。」代表の吉田善兵衛さんが実演。両県産の食材で豚汁などを作りながら「弱火だと肉も魚も野菜、米もうまみが深まる」などと、おいしさを最大限に引き出す方法を解説した。

 米農家による講演もあり、本県からは同市行縢町の松田成歳さんが生産までの苦労や県産米の特徴などを紹介。「飽食の時代だからこそ、食の大切さや食べる喜びを子どもたちに伝えてほしい」と呼び掛けていた。

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