夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
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速日の峰から気象観測気球
◆25〜28日、条件の良い日に実証実験−延岡
気象観測気球に搭載する装置を開発する福岡県のストラトビジョン(河野紘基代表)が、25〜28日のうち気象条件の良い日を選び、延岡市北方町のETOランド速日の峰で実証実験を行う。装置の性能確認で白色の気球を同市上空に飛ばすため、河野代表(29)は「不審な飛行物体ではないので、通報は控えてほしい」と協力を求めている。
河野さんが開発したのは、高度10〜50キロの成層圏の気温や湿度などを測る機器「ラジオゾンデ」を高性能化するアイデア。今年4月、経済産業省が所管する独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏アドバンスト事業に応募して7月に採択された。現在、IPAの下でプロジェクトを推進している。
ラジオゾンデは約80年前から世界各地で使われており、九州では福岡、鹿児島県の気象台から毎日飛ばされている。得られたデータは天気予報や気象変動の監視のほか、航空機の運航管理にも活用されている。
ただ、使い捨てを前提とした簡素な機器であるため、回収しようとするとその分費用が掛かる。加えて、画像や動画など大容量のデータを送ることができる高度な機能は備えられていない。
こうした問題を解決しようと、河野代表はデータを記録でき、回収可能な装置を提案、開発した。
実験は、白いゴム製の気球に装置をつるして飛ばすため、25〜28日のうち気象条件が適した日に実施。大阪航空局宮崎空港事務所や宮崎海上保安部日向海上保安署、市漁業協同組合など関係機関の許可、協力を得て行う。
気球は、高度によって大きさが直径2〜10メートルに変わる。装置には、飛行機や船に存在を知らせる灯火も備わっている。河野代表は「ピカピカ光って見えるかもしれないが、不審な飛行物体ではない」と呼び掛ける。
装置は放球されてから60〜70分後、パラシュートで延岡湾に降下する予定。海上での回収を想定しているが「気流の変化で陸地に落ちる可能性もある。発見した場合は、分解せずに記載されている番号に電話してほしい」と協力を求めている。
成層圏は、空気の密度の関係で人工衛星も航空機も滞空できない領域。河野代表は「現在の科学技術でこの高度にとどまれるのは、気球だけ。実用化されれば未知の領域を低コストで効率よく観測でき、近年激甚化する自然災害の予測精度の向上や温暖化の原因分析につながる」と期待している。