マスク着用など徹底を−読谷山延岡市長

年末年始コロナ対応求める

　新型コロナウイルス感染者数が全国で急増する中で迎える年末年始を前に、延岡市の読谷山市長は２４日、改めてマスク着用や消毒の徹底をはじめ帰省や感染拡大地域への往来自粛など、感染拡大防止に関する行動を実践するよう市民に協力を求めた。

　帰省は慎重に判断して可否を決め、帰省した際は大人数の会食を控え、高齢者の感染につながらないよう特段の配慮を依頼。また、島野浦島の離島航路については、魚釣りや観光などの不要不急な利用は遠慮するよう呼び掛けた。

　また、感染が拡大している都道府県への往来は、２４日現在で北海道、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、高知県、福岡県との不要不急の往来自粛を要請。仕事などでやむを得ない場合は、感染防止対策の徹底を促した。

　飲食店を利用した飲食の自粛は求められていないため、会食の際は３密や大声、大人数、長時間の回避、手指消毒、連絡先の通知、ガイドライン順守の店舗利用など、県が示す「みやざきモデル」の実践を求めた。

　市内飲食店は、忘年会や新年会などのキャンセルが相次ぐなど繁忙期に深刻な影響を受けているため、感染防止対策に配慮しながら、テイクアウト（持ち帰り）やデリバリー（配達）を積極的に活用するなど、市内飲食店の利用促進に協力を呼び掛けた。

　年末年始の期間中、市役所２階の「なんでも総合相談センター」は休まず開設している。開設時間は午前９時から午後４時。心配ごとや不安などの相談を窓口のほか、メールや無料通信アプリＬＩＮＥでも受け付けている。問い合わせは同センター（電話延岡２０・７１０５）。