５０組限定、オリジナル布団を発売−城山ふとん店

「えんとつの町プペル」公開に合わせ

　延岡市大貫町の城山ふとん店（松田満男代表）は２５日に全国公開されたアニメ映画「えんとつ町のプペル」に合わせて、オリジナル布団「夢叶（かな）う星空ふとん〜プペルとルビッチの絆〜」を５０組限定で発売した。

　映画は、お笑い芸人・西野亮廣さんが手掛けた絵本が原作。煙に覆われた「えんとつ町」を舞台に、えんとつ掃除屋のルビッチと、ごみから生まれたごみ人間・プペルとの冒険が描かれている。

　原作を読んだ店舗責任者の松田陽子さんが、物語に登場するプペルとルビッチの絆、圧巻のラストに感動し、その情景が浮かぶような布団を作りたいと発案。著作権者の承諾を得て製作した。

　布団は綿１００％で、大きさは幅約１１０センチ、長さ約１４０センチのハーフサイズ。紺色の生地一面に、ラストシーンをイメージした大小の星がちりばめられている。縫い付けられるルビッチの顔とシリアルナンバーが入った革製のタグは、都城市の「ＶＩＥＣＯＮＴＥ」の革職人武内敬子さん（延岡市出身）が手掛けた。

　「この布団を通して、子どもたちに笑顔を届けられたらと思って始めました。長持ちするように仕立てていますし、家庭の洗濯機でも洗えます。子どもさんが成長するまで使ってもらえたら」と松田さん。

　価格は１万４８５０円（税込み、送料、代引き手数料込み）。売り上げの一部は、県北で活動する市民団体「子どもネットワークのべおか」に寄付するという。なお、１枚ずつ手作りのため、受け付けから納品まで約１カ月を要する。

　問い合わせは城山ふとん店（電話延岡３４・２２５２）。