新型コロナ、新たに１３人

日向市１人、１９日ぶり確認−２８日

　県と宮崎市は２８日、県内で新たに１３人（県７１１〜７２３例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。日向市でも今月９日以来、１９日ぶりに同市内２０例目の感染者を確認した。そのほかは、宮崎市２人、都城市１０人の感染を確認した。これで県内の累計感染者は７２３人になった。

　日向市の感染は、７１５例目の４０代男性。２７日に医療機関を受診し、２８日にＰＣＲ検査で感染が分かった。感染者との接触などは分かっていないため、行動歴などを調べている。

◆都城市２家族関連で１０人

　都城市では７１３例目の４０代男性と、７１４例目の１０代男性がそれぞれ２６日に医療機関を受診し２７日に陽性が確定した。その後、この２人の家族を中心に１０人の感染が分かった。

　２８日午前に７１３例目の家族３人、７２０例目４０代女性、７２１例目１０代男性、７２２例目７０代男性の感染が判明。さらに、この家族と接触のあった７２３例目１０代男性の感染が分かった。

　また、同日午前の検査で、７１４例目の家族４人の感染が判明した。家族は、７１６例目の４０代男性、７１７例目の３０代女性、７１８例目の６０代女性、７１９例目の１０代女性。


◆介護事業所関連で新たに２人

　宮崎市によると、２８日発表の新規感染者２人はいずれもクラスターが発生した同市花山手西の高齢者通所介護サービス事業所「ニチイケアセンター宮崎南」の関連だった。

　７１１例目２０代女性は、６９２例目の９０代女性利用者と接触があったことが分かった。２０代女性は９０代女性の感染が分かる前に入院した医療機関のスタッフだった。同市は医療機関の検査対象者などは把握しており、必要な検査を進めていく。

　７１２例目の６０代男性は、６９８例目の５０代女性職員の夫という。
これで同施設に関連する感染者は２１人になった。


◆入院３１人、重症者はなし−２７日時点

　県によると２７日時点の県内の入院者は３１人で重症者はなし。宿泊・施設等療養中１３人で自宅療養１７人。入院・療養調整中が７人となっている。