コロナ対応、最前線の医療従事者へ

日向市の地域医療を考える会

◆医師会に応援メッセージブック

　新型コロナウイルス感染者の治療など最前線で尽力する医療従事者に感謝と敬意を表そうと、日向市の地域医療を考える会（那須久司会長）はこのほど、日向市東臼杵郡医師会（千代反田晋会長）に応援メッセージブックを贈った。

　応援メッセージは９月に市民から募集。医療従事者らへの慰労と感謝の文面、子どもが描いたイラスト付きのものなど、幼児から９４歳まで２０５人の心温まるメッセージを冊子「エール＆リスペクト〜最前線で戦うあなたに、心からのエールとリスペクトを。」としてまとめた。

　贈呈式は同医師会会館であり、千代反田会長、今給黎承副会長、松岡敬子副会長、考える会の那須会長と伊森参議副会長らが出席。那須会長は千代反田会長に応援メッセージブックを手渡し、「皆さんが最前線で闘われていることに、多くの市民が感謝している。その声を何とか皆さんに伝えたいと冊子にさせていただいた」とあいさつ。

　これに対し、千代反田会長は「コロナが収束しないまま約１年がたとうとしている。この１年間、大変な環境の中、医療・介護に携わる者として感染防護に十分注意しながらやってきた」と振り返り、「私たちの気持ちを温かく応援していただき感謝している。まだ収束しているわけではないので、これからも感染防護に力を注いでいきたい」と礼を述べた。

　応援メッセージブックは、約７０の医療機関や保健所などに１〜３冊程度を配布するという。