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ふわふわ、かわいい動物たち

本紙掲載日:2021-01-06
7面

西嶋弘子さん(延岡)の羊毛フェルト作品

◆手仕事の楽しさ広めたい

 今年の干支(えと)の牛をはじめ、つぶらな瞳でこちらをじっと見詰める動物たち。触ってみるとふわふわ。これらはすべて、延岡市在住のテキスタイル作家、西嶋弘子さん(62)が手掛けた羊毛フェルト作品です。西嶋さんのふわふわとした優しい世界の一端を紹介します。

 西嶋さんは、延岡西高校、熊本大学理学部を卒業後、福岡市で中学理科教諭を務めた。49歳で早期退職して染織をメインとして学び、その中でも興味を持ったのがウール(羊毛)の手つむぎだったという。延岡市でワークショップを開きたいと日本羊毛フェルト協会で勉強。55歳の時、夫の定年退職を機に帰郷し、同市古川町に「羊毛と糸の店ガレ」を開いた。手仕事の楽しさをたくさんの人に広めたいという思いから「hiro―gare」という作家名で活動している。

 針の側面に目では確認できないほどの小さな返しがいくつも付いた〃ニードル〃と呼ばれる専用針で作っている。ツンツン、ツンツンと羊毛の束に繰り返し刺していくと、繊維が絡まって形が固定される。刺す場所や回数によって形を自由に変えることができる。

 羊毛は、色名が同じでも店によって染め具合が異なるため、ここと決めた専門店から仕入れており、現在は約100色を取りそろえている。7、8年前から制作を本格化し、これまで手掛けた作品は「もう数え切れないほどです」と笑顔で話した。

 延岡市を中心とする地域活性化イベント「えんぱく」や県北観光物産展「のぼりざるフェスタ」などにも積極的に参加している。同フェスタのマスコットキャラクター「のぼるくん」をいつか作りたいと以前から思っていたといい、フェスタ参加を機に、高さ約65センチののぼるくんを約1週間かけて仕上げた。フェルト作品としては大作。時間や労力を減らすために、ニードル6本が束になった道具を使ったそうだ。

 イベントでは、羊毛で動物ブローチなどを作るワークショップも開く。指導者としては「参加者が作った作品はそれぞれ違う顔に仕上がるので、見ていて個性があって面白いです」。

 作り方を教えながら自分も作っていると、参加者の前で「かわいいね」「美人ができた」「君はもっと大きい目が良かったね」などと独り言をつぶやいてしまうほど、作品に愛情を注ぎながら制作する西嶋さん。

 延岡市に帰ってきた頃は、親戚や同級生くらいしか知り合いがいなかったが、この活動を始めるといろんな人とつながるようになったと喜ぶ。「子どもたちや若い人に手仕事の楽しさを広めるために、これからも活動していきたい」とほほ笑んだ。

◆革小物作家の妹と2人展−2月3〜14日、ひなたばギャラリー(宮崎)

 西嶋さんと、西嶋さんの妹で革小物作家の金子清子さん(神奈川県小田原市在住)の作品展「水仙月のひだまり展」が、2月3日から14日まで、ひなたばギャラリー(宮崎市橘通東4丁目9の1大成ビル1階)で開かれる。開場は午前10時から午後6時まで。月、火曜日は定休日。観覧無料。

 展示するのは、柔らかい羊毛やシルクの布などで作ったマフラー、革小物のバッグや財布など、さまざまな作品300点以上。販売もする。

 西嶋さんは「イラストレーターのみよこみよこさんと私のコラボ絵はがきや娘の黄木可也子が描いた絵はがきなども用意します。良質の素材を使い、丁寧に手作りした作品をぜひご覧ください。また、春を彩るお気に入りの一品を見つけてみませんか」と呼び掛けている。

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