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1月、歴史的な危機1050人

本紙掲載日:2021-02-02
3面
年末年始から連日開かれている県の記者発表(1日、県庁)

新型コロナ感染者数−クラスター12例、死者12人

◆依然、逼迫の医療−うつさない、うつらないの気持ちを

 県が1日にまとめた今年1月の県内の新型コロナウイルス新規感染者は1050人。昨年12月末までの感染者は782人で昨年3月の県内初確認以降の9カ月間の感染者数をこの1カ月で大きく上回った。クラスター(感染者集団)の発生数も計23例に対し1月だけで12例。医療現場を圧迫する重症者の数も5〜10人の日が続き、死者は累計20人のうち12人が1月に亡くなった。県感染症対策室の有村公輔室長は「まさに歴史的な危機に直面した1カ月だった」と振り返り、警戒の維持を呼び掛けた。

 昨年、県内は4月の第1波、さらに7、8月の第2波と全国の感染状況に比例するように感染者が増えてきた。11月になると145人、12月には270人とさらに感染が拡大した。

 年末年始になると、帰省者や県外との往来など人の移動や、会食、職場、家族・親族などからさらに拡大。クラスターも、1月に宮崎市で5例、都城市で3例、えびの市で1例が発生。県北でも、延岡市の運動施設と教育・保育施設、門川町の遊興施設で発生した。

 ただし、クラスター数の増加は国の方針変更も影響した。

 それまで県は「次なる大規模な集団発生につながる可能性がある患者の集団」をクラスターと判断していた。ところが、1月8日の国立感染症研究所の積極的疫学調査実施要領で、「リンクが追える集団として確認できた陽性者の一群」と定義されたことから、家族などをのぞく感染者の集団をクラスターと判定することになった。

 例えば、えびの市の自衛隊演習場で沖縄県の自衛隊員5人が感染した事例は、県民に接触者はおらず、これまでであれば、判定されなかった例という。

 県は1月7日、第3波に入って全国初となる県独自の緊急事態宣言を発令。爆発的な感染拡大が続くのは抑え込んだが、宮崎市を中心に感染経路不明な例も相次ぎ、医療提供体制は逼迫(ひっぱく)。特に重症化リスクが高い高齢者の感染も増加し、同24日には重症者が10人になった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者(新規報告数)は、同9日の42・4人をピークに、ほぼ順調に減少を続け、同29日には12月31日以来の1桁(8・8人)に落ち着いた。

 ただ、延岡西臼杵圏域は1月31日時点で18・9人と県内で唯一ステージ3(感染急増段階)の目安を上回っている。

 県内の同31日時点の状況を、国の指標に照らすと、新規報告数を含む感染の状況などの4指標はステージ3を下回っているが、医療提供体制の負荷を示す2指標は、ステージ3をわずかに上回る。県は現状をステージ3だとしている。

 有村室長は「懸命な疫学調査で感染拡大の封じ込めを図り、医療関係者には大変なご尽力いただいた。緊急事態宣言から3週間が経過し、県民の協力のたまもので、感染者は先週と比較して減少が続いている。ただ、依然医療提供体制の逼迫は極めて深刻な状況が続き、感染の火種は残る。一人ひとりが『うつさない、うつらない』の気持ちを持ち続けてほしい」と述べた。

 県は総合的な状況をぎりぎりまで見極め、今週後半に対策本部会議を開き、7日以降の緊急事態宣言の取り扱いを決定することにしている。

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