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確定申告、16日スタート

本紙掲載日:2021-02-15
1面

e―Tax利用を−延岡税務署

 2020年分の確定申告が16日から始まる。延岡税務署は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅からパソコンやスマートフォンで手続きすることができる電子申告納税システム「e―Tax」の利用を呼び掛けている。国税庁によると、昨年は全国で195万人(前年比71万人増)が同システムによる申告を行った。

 「e―Tax」を利用するためには、マイナンバーカードとそれを読み込むためのICカードリーダライタもしくはスマートフォンが必要。これらが用意できない場合は、同署で発行されるIDとパスワードを使う方法もある。

 マイナンバーカードの読み込みが可能なICカードリーダライタやスマートフォンは国税庁ホームページで確認可能。IDとパスワードについては、税務署に顔写真付きの本人確認書類を提出すれば5分程度で取得できる。いずれかの準備ができたら同庁ホームページ上で案内に沿って必要事項を入力、送信で申告完了となる。

◆申告相談会場の入場整理券発行

 確定申告期間に合わせて申告相談会場を開設する同署は、来場者分散のための措置として入場整理券の当日発行や検温などの新型コロナウイルス感染防止策を行う。

 同会場における申告相談は国税庁のLINE公式アカウントから予約が可能。予約申込時には入場整理券の事前発行を受けることもできる。

◆申告期限4月15日まで−コロナ対策混雑回避で延長

 来場者分散による混雑回避を図るため、昨年に続いて今年も申告期限が4月15日まで延長されることが決まっている。ただ、申告相談会場では入場整理券の配布はじめ各種感染防止策が徹底されることから、分散の効果を上回って例年以上に待ち時間が長くなる場合も考えられる。

 延岡税務署は「会場の状況に応じて後日の来場を求めることもある。新型コロナ感染拡大防止、円滑な申告のためぜひ『e―Tax』の利用を」としている。

 確定申告に関する問い合わせは同署(電話延岡32・3301、自動音声案内に従って「0」を選ぶ)。

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