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2021新春インタビュー(24)−甲斐靖志国土交通省延岡河川国道事務所長

本紙掲載日:2021-02-16
1面

高千穂日之影道路年内に完成

◆かわまちづくり−模範となる先進事例

−−九州中央自動車道の日之影深角IC―平底交差点が年内に開通します。五ケ瀬高千穂道路は測量や地質調査が進み、昨年11月には蘇陽五ケ瀬道路のくい打ち式が開かれましたね。

 年内に高千穂日之影道路が完成します。これもひとえに沿線の皆さまや関係者の皆さまのご尽力のたまものと感謝しております。また、五ケ瀬高千穂道路は、測量や地質調査や道路設計を進めており、用地買収にも着手できました。蘇陽五ケ瀬道路も2020年度に事業化され、着実に事業が進んでおります。事業進捗(しんちょく)に向けまい進しますので、皆さまのご協力をお願いします。

−−昨今、道路施設の老朽化についてよく耳にしますが。

 道路インフラの老朽化対策については、宮崎県内全ての道路管理者で構成した「道路メンテナンス会議」を14年5月に設立し、相互に連絡・調整を行い、道路施設の点検や修繕計画を共有・協力することにより、円滑な道路管理を促進し、道路構造物の予防保全と老朽化対策の強化を図っているところです。

−−昨年は隣の熊本県は球磨川などで大きな水害が発生するなど全国各地で洪水被害が頻発しています。「流域治水」といった観点で昨年から全国各地で取り組まれていますが、五ケ瀬川の状況をお聞かせください。

 近年の主要な水害を振り返りますと、17年の九州北部豪雨から20年7月豪雨と、毎年のように甚大な災害が発生しており、このような災害の頻発は気候変動が原因とも言われています。今後、水害リスクの増大に備えていく必要があり「施設の能力には限界があり、施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生するもの」へと意識を変革し、社会全体で洪水に備える必要があるかと思います。

 流域治水というのは、河川、ダム、下水道といった従来からの治水対策に加え、流域のあらゆる関係者が一緒になって減災に向けて対策を講じ推進していくというものです。五ケ瀬川水系流域治水プロジェクトを今年度末を目標にまとめることにしており、その際には五ケ瀬川流域の地形や土地利用形態、経済活動、住まわれ方など地域の特性を考慮した上、この地に合った「五ケ瀬川流域治水」となるよう考えています。

−−五ケ瀬川かわまちづくり検討会が昨年12月に九州管内で初、全国で5カ所目の「かわまち大賞」を受賞しました。

 五ケ瀬川かわまちづくりは、12年10月に地域住民や学識者、延岡市、宮崎県、国土交通省の連携のもと、「五ケ瀬川かわまちづくり検討会」を、翌年5月に実践組織「天下一かわまち創ろう会」を設立し、イベントへの参画・協力などの実践活動を行いながら、具体的な整備や利活用、維持管理などを検討し合い、日々具現化してきた中で形づくられたところです。

 結果として、五ケ瀬川や大瀬川の特性を生かし、地域活性化はもちろんのこと、安全で快適な水辺利用がなされているなどにぎわいの創出といった面で効果が見えてきていると感じているところです。300年以上の歴史を誇る「あゆやな」や歴史的治水施設「畳堤」など、文化や歴史を次世代に継承する取り組み、日々の維持管理活動に寄与する取り組みなどは、他の河川の模範となる先進的な事例かと思われます。

 引き続き、地域の方々や延岡市とも連携を図りながら、「かわ」と「まち」をつなぐ水辺拠点整備などよりよい河川空間の整備を通じて地域活性化に寄与できるよう取り組みます。

−−五ケ瀬川水系で河道掘削や堤防強化、樹木伐採など河川改修工事が進んでいます。

 05年9月の台風14号水害による浸水被害を受け、激特事業(河川激甚災害対策特別緊急事業)として河道掘削や堤防かさ上げなどにより、治水安全度向上に努めてきたところですが、全国的にも激甚な洪水被害が頻発しており、さらなる治水安全向上に向け、国土強靱(きょうじん)化対策など治水対策を推進します。

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