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備長炭製炭技術、後世へ

本紙掲載日:2021-03-16
8面
美郷町備長炭製炭技術保存会の皆さん。「日向備長炭」は県内で生産された備長炭のブランド名(美郷町北郷宇納間の奥井窯)
生産工程の最後「窯出し」の様子。1000度ほどまで高まった窯内から丁寧に取り出す(同)

県無形民俗文化財指定

◆上杉保存会長「後継者増を」、田中町長「全国へ発信」−美郷町

 「美郷町備長炭製炭技術保存会の備長炭製炭」が県の無形民俗文化財に指定されたことを受け、同保存会の上杉貴敬会長らがこのほど、同町北郷宇納間で記者会見し、「県の指定はうれしく思う。今後ともさらに技術を高めるとともに、後継者を増やしていきたい」と語った。

 美郷町は江戸時代から備長炭の生産が盛んで、和歌山県、高知県と並んで備長炭の三大産地とされる。技術的な最大の特徴は「小窯(こがま)」と呼ばれる設備の導入。本窯に入れた木を乾燥させる工程で、本窯の下に設けてあるたき口(小窯)を使って熱を送る。じっくりと熱を加えることで肌つやのいい備長炭ができあがるという。

 長年受け継がれてきた独自の技術で作られた炭は、その肌つやの良い見た目と火付きの良さから、東京や京都など大都市の料亭やウナギ店、焼き鳥店、コーヒー店といった幅広い飲食店から人気がある。

 一方で、昭和初期には町内(旧北郷、南郷、西郷の各村)に500基以上あった窯も、現在は29人の数十基と激減。生産者の高齢化も進んでいる。高まる需要に対して供給は減少傾向にあり、昨年は180トンを生産したが追い付いていない状況という。

 そのため、2014年に設立した同保存会と町では、UIJターンなど移住者を積極的に受け入れ。現在は29人のうち、13人が移住者で構成されている。町内のイベントで餅を焼くコーナーを設けるなど、親しんでもらえるよう工夫を凝らしている。

 今回の指定を機に、県内外での認知度を高め、後継者の増加につなげたい考えで、会見に同席した田中秀俊町長は「まだまだ県内での認知は低い。これを機に県民に広く知ってもらい、さらに全国に発信していきたい」と話した。

 この日の会見は、同保存会の奥井博貴事務局長が所有する窯で行われ、窯から炭を取り出す「窯出し」の様子なども公開された。

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