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3残塁に進化の兆し−延岡学園

本紙掲載日:2021-04-01
11面
【準々決勝・延岡学園─延岡】初回、延岡学園は伊藤が2点左前打を放ち5─0とする

第148回九州地区高校野球大会県予選

 秋の九州大会、あと1勝でセンバツを逃した延岡学園は単打8本で11点。3残塁とそつのない攻撃が光った打線に進化の兆しが見えた。

 秋は優勝した大崎(長崎)に1点及ばず。大会を通して残塁の多さという課題を残した。3月の関西遠征は強豪と対戦し、小技や走塁の隙のなさを学んだ。

 春の準々決勝は初回、4四球と連打で5点を先制。以降も大味な攻撃にはならず。エンドランや積極的な走塁を絡めて、1点ずつ積み重ねた。

 4打点の伊藤舜は「来た球を打つだけでなく、配球や相手投手をイメージして打てた」と打撃内容にも成長の跡。主将の甲斐雄大は「秋は投手陣に助けられたので、春は打線が助ける。雑にならず当たり前のことをこなし、攻めの走塁を続けたい」。姿勢と内容が伴い始めた。

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