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戦没者5114人を追悼

本紙掲載日:2021-04-06
2面
殉国慰霊塔前に献花する読谷山市長

読谷山市長ら殉国慰霊塔に献花

 延岡市の戦没者追悼式が5日、城山公園内の殉国慰霊塔前で行われた。読谷山洋司市長と山本一丸、中間弘両副市長が出席。戦没者5114人を悼み、市民が誇れるまちづくりに全力で取り組むことを誓った。

 今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、毎年、同日に開く戦没者合同慰霊祭を中止にしたが、犠牲者の冥福を祈るため、市の代表者のみで追悼式を実施した。

 3人は黙とうをささげた後、1人ずつ献花。読谷山市長は慰霊塔を前に哀悼の意を表し、「皆さまの後の世代が胸を張って生活できる延岡になるよう、全力でまちづくりに取り組みたい」と誓った。

 市によると、西南の役以降の戦没者数は旧延岡市3871人(うち320人は延岡大空襲の犠牲者)、旧北川町390人。日清戦争以降は旧北方町513人、旧北浦町340人で計5114人が帰らぬ人となっている。

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