宮崎銀行女子陸上部−新人２選手が加入

９選手でクイーンズ狙う

　宮崎銀行は８日、高卒新人２人が加入した女子陸上部の新体制を発表した。板井加奈選手（大分東名高）、新垣聖那選手（熊本・千原台高）が加わり、佐伯尚彦監督は「記録への挑戦とともに、目標のクイーンズ駅伝に出場し、戦えるよう準備したい」と抱負を語った。

　陸上部は本格始動９年目。秋に予選会を突破し、クイーンズ（全日本実業団対抗女子）駅伝初出場を目指している。今年は２人を加え、１８歳から２４歳までの若い９人の選手たちでシーズンを迎える。

　部長の尾上和広同行人事部長は「創部１０年を前に、念願のクイーンズ駅伝をとチームワークも充実してきた」とあいさつ。選手は１人ずつ「５０００メートルの１５分台が見えてきた。クリアして、駅伝へ」など抱負を語った。

　新人の板井選手は「持ち味はスピード。高校時代は故障が多かったので、地道に努力し、ラストスパートで魅了する選手に」。新垣選手は「積極的な走りが特徴。将来はチームの絶対的なエースに」と語った。

　佐伯監督によると、板井選手は腰高なスピード感ある走りで、伸びしろがある。新垣選手はペースメークがうまく、課題としていた駅伝の１区を担えると期待している。チームとしても「４、５人が１５分台を狙える力を付けてきた。競い合って、クイーンズ駅伝で勝負できるチームになれば」と話していた。

　第３２回ゴールデンゲームズｉｎのべおか（５月４日、延岡市西階陸上競技場）には、黒木裕子、陳内桃果、市原梨花、金丸芽衣、立山莉緒の５選手が出場を予定している。