連携協定を締結・ローカル５Ｇ、ＩＣＴ活用へ
本紙掲載日：2021-04-19
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延岡市・ＮＴＴ西日本と延岡鉄工団地
西日本電信電話（ＮＴＴ西日本）と延岡鉄工団地協同組合、延岡市は２日、「ローカル５Ｇ等を活用した延岡鉄工団地内の生産性向上等および延岡市内の他産業団地、企業等への展開に関する連携協定」を結んだ。ローカル５Ｇや先進的なＩＣＴ（情報通信技術）などを活用して同団地内の生産性向上や、その成果を市内の企業に展開するなど、同市全体の社会課題の解決を目指す。
協定では、同社がローカル５ＧやＩＣＴなどによる生産性向上事例の創出・活用促進を支援。同協同組合は、団地内のローカル５ＧやＩＣＴなどの活用事例の創出を検討したり、成功事例を共有する。同市は活用事例の創出を支援したり、市内の他産業団地や企業などに取り組みの成果を普及・展開する。協定の有効期間は２０２４年３月３１日まで。
市役所で行われた締結式では、同社の�蛭�秀哉宮崎支店長、同協同組合の黒木保善代表理事、同市の読谷山洋司市長が協定書に調印。同市議会の松田和己議長が立会人を務めた。
読谷山市長は「わが国の製造現場の手本を築いていただくことになるのでは」と期待。�蛭�支店長は「延岡はものづくりの重要な拠点。延岡の持続的な発展、成長に向けてＩＣＴの面でしっかりと貢献したい」。黒木代表理事は「延岡でこのようなプロジェクトができるとなれば、延岡を含め全国の中小企業にとって大きな希望となる。ものづくりを支える中小企業のさらなる発展のための礎になるのではと期待している」と述べた。