ヒノワのこと、知ってほしい

２５日、オープンマルシェ−延岡市北浦町

　生き方や暮らし方を学ぶ場「学び舎ヒノワ（陽の環）」＝小泉明子主宰、延岡市北浦町古江＝は、２５日午前１１時から午後３時まで「オープンマルシェ」を開く。

◆「もう一つの学校」

　ヒノワは、東九州自動車道の北浦インターチェンジから車で約２分。田畑や山に囲まれた平屋建ての一軒家を拠点に、庭での木登り、畑仕事、室内遊びなど、一人一人が自分に合った心地よい過ごし方を見つけ、好奇心や体力を育む場。決まったカリキュラムはなく、「もう一つの学校」と訳される「オルタナティブスクール」だ。

　昨年１０月ごろから活動を始め、出入り自由の「開放日」を月に１回設け、自然体験活動や参加者同士の交流を図ってきた。今年度からは毎週月曜を相談日、火−木曜をオルタナティブスクール、そして土、日は不定期でイベントや開放日にする予定。公教育とは違う学びをしたい人のための学校、そして、子どもだけでなく大人のための学びの場も提案していきたい考え。

　今回のイベントは、学校と家庭に次ぐ第３の居場所づくりをしている同市の「子どもの遊び場ギフト」（馬場愛子主宰）との共催で行う。

　地域とつながりを持つことも目指すが、昨年はコロナ禍で交流が制限された。そこで今回、「地域の人たちに存在を知ってほしい」とマルシェを企画した。

　当日は自家焙煎のドリップコーヒー、無農薬有機栽培のお茶、地元の「まなぶ農園」の卵、その他、菓子の販売やフリーマーケットも予定。「どんな場所か見に来てもらって、のんびりしてもらえれば」と小泉さん。遊び場を開放しており、希望に応じて説明や相談にも応じる。

　場所は同町古江４６３の２。