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TOKYO2020聖火リレー、写真特集

本紙掲載日:2021-04-26
8面

◆感謝の気持ち、走りで表現−高千穂町出身・後藤清香さん(15)

 県内で一番最初の聖火ランナーを務めた後藤清香さん(15)=高千穂町出身、宮崎大宮高校1年=。大役を果たし、「多くの人たちが見守ってくれて、今も感動しています」と高揚した表情で話した。

 高千穂中学校2年の時、学校が推薦者を募集。当時、生徒会長を務めていた清香さんは「雰囲気が温かくて人も優しい高千穂の良いところを多くの人に見てもらい、町を盛り上げたい」と応募を決め、聖火ランナーの一人に選ばれた。

 実は、清香さんは出発地点である高千穂神社の後藤俊彦宮司の孫。小さい頃は境内を駆け回るなど、神社は庭のような存在だった。本番の約2週間前、第1走者であることを知って驚きながらもうれしかったという。
 
 この日は中学校時代の同級生ら多くの人が沿道で見守る中、「すごく緊張したけれど、応援してくれている周りの人たちに感謝の気持ちを持って走りました」と笑顔で話した。

 オープンスクールで生徒が自主的に行動する姿を見て憧れた宮崎大宮高校にこの春入学。宮崎市内に下宿して通学している。

 今は宇宙飛行士に興味があるといい、「これからもいろいろな経験を積みたいと思っている。自分からさまざまなことに挑戦していきたい」と話した。


◆走ること「まだまだチャレンジ」−高千穂町・木下義明さん(70)

 「前回は大変緊張したけれど、今回は皆さんの応援のおかげで楽しく走ることができました」。1964年の東京五輪で聖火ランナーの随走者だった高千穂町の木下義明さん(72)は、2回目の聖火リレーを終え、こう振り返った。

 小学5年の校内マラソンで優勝してから走ることが好きになった。中学、高校時代には陸上部に所属。高校1年の時に開催された東京五輪では、聖火ランナーの随走者の一人として走った。

 高千穂神社の近くでうどん店を営みながら多くのマラソン大会に出場。旭化成陸上部など多くの陸上選手や市民ランナーと出会い、交流を深めた。

 「走ることにまだまだチャレンジしたい」と2年前に33年続けた店を閉めた。その後、聖火ランナー募集を知り、「今回はぜひ、聖火ランナーとして走りたい」と応募、当選した。「継続は力なりと言うけれど、小学生からずっと走り続けてきたから聖火ランナーという機会に出会えたのかな。ありがたい」と喜んだ。

 この日は同町での最終走者。沿道の友人や知人から拍手を送られる中、一歩ずつ聖火の重みを感じながらゴールの槵觸(くしふる)神社まで聖火を運び、「皆さんの応援に応えたいという気持ちで、しっかり手を振りながら笑顔で最後まで走ることができました」と話した。

 100キロウルトラマラソンや親子3代でのフルマラソンへの挑戦など多くの目標があるが、新型コロナの影響で昨年からマラソン大会が中止になるなどの影響を受けている。それでも、モチベーションを下げることなく1日15〜20キロ、月に450〜500キロを走り続ける。

 マラソン大会の再開など、新型コロナ収束後に待ち望んでいることは多いが、「一番の楽しみ」は全国のランナーたちとの再会。その時は、自ら掲げたトーチと着用したユニホームを持って行くつもりだ。


◆「笑顔とパワーみんなに」−富島高3年・松田奈菜実さん(17)

 日向市での聖火リレーで、最終走者を務めたのは富島高校3年の松田奈菜実さん(17)=門川町庵川=。午後2時すぎ、笑顔で手を振りながら日向市お倉ケ浜総合公園野球場前にゴールした。

 松田さんは、県のワールドアスリート発掘育成プロジェクトの1期生。学校では女子ラグビー部に所属しており、日本代表選手、オリンピック選手になることが夢という。また、日本ラグビーフットボール協会の第71回女子セブンズユースアカデミーに選ばれ、世界と戦える可能性を秘めた人材として期待されている。

 松田さんは「最初から最後までみんなが応援してくれ、すごい、すてきな体験をした。自分にとっても一歩となる聖火ランナー。笑顔とパワーをみんなにあげたいと思いながら走った。この経験をこれからも試合などに生かしていきたい」と振り返った。

 沿道で見守り、この日が誕生日だったという父親の一郎さん(57)は、「私の誕生日に一生の思い出に残るプレゼントをもらった。無事に大役を果たしてくれた。関係者や門川町民の皆さんに感謝したい」と話した。

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