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コロナ終息願いお遍路

本紙掲載日:2021-05-03
1面
多くの人が参拝した約5メートルの弘法大師像が立つ1番札所

北浦のお大師さん−宮野浦八十八ケ所

 北浦のお大師さんとして親しまれている「宮野浦八十八ケ所大師祭」が2日、延岡市北浦町宮野浦地区であった。地区内外から多くの参拝者が訪れ、無病息災や家内安全、新型コロナウイルスの早期終息などを願った。

 同大師祭は、四国八十八カ所霊場を模して作られたお遍路(総延長約12キロ)で、同地区内にある88カ所の大師像を巡る。

 このうち、高さ約5メートルの弘法大師像が立つ1番札所には、早朝から次々と参拝者が訪れ、無病息災、家内安全、航海安全、新型コロナウイルスの早期終息などを願って手を合わせた。

 お遍路が結願となる88番札所では、お札やお守りを販売したが、今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、地区住民らによる恒例の札所でのお接待は取りやめた。

 両親と3人で訪れた同市桜園町の荒田壌さん(9)は「昨年3月に続き、今年も頑張って88カ所を回る。コロナがなくなり、将来お医者さんになれるようにお参りしたい」と話した。

 宮野浦八十八ケ所大師祭は、市指定文化財。江戸時代後期に宮野浦地区で疫病や火災の発生が続いたことから、京阪地方との交易で富を得た地元の中野忠之丞が発願。1819(文政2)年に四国八十八カ所霊場の土と延岡で彫られた石仏を同地区に搬入したことが始まりとされる。

 祭りは毎年、弘法大師忌である旧暦の3月21日に開催している。

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