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門川町新庁舎−〃防災の丘〃と名所が誕生

本紙掲載日:2021-05-04
7面

災害時も機能維持、4階に展望ラウンジ

 門川町の新庁舎が6日に開庁し業務を開始する。旧庁舎の抱えるさまざまな課題を解決し、防災拠点施設としての機能を備えるため、同町平城東の高台へ移転、新築した。誰もが使いやすく機能的で、町の安全を見守り町民に安心感をもたらす町民待望の新庁舎。北側には、古くから町を見守り続けてきた門川神社が鎮座。一帯は町民に安全と安心をもたらす〃門川防災の丘〃となる。

 建設場所は、旧庁舎から西に250メートルほど離れた、海抜約24メートルの町有地。敷地面積約1万4543平方メートル、建築面積約2007平方メートル、延べ床面積約5448平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造り、一部鉄骨造りで免震構造。地上4階建てで最高の高さ17・55メートル。総事業費は約30億円(備品などの購入費、付帯整備費等を含む)。

 旧庁舎は1968年建設で半世紀以上が経過。海抜3・5メートルで、近い将来発生する恐れのある南海トラフ巨大地震の津波浸水予想区域にあり、災害時の機能維持が危ぶまれることから、早急な対応が求められていた。

 2013年にプロジェクトチームを立ち上げ、旧庁舎が抱える諸課題や建設事業費の財源の確保などについて検討を開始。17年から建設に向けた基本構想、基本計画、実施設計を策定し、19年9月に着工、今年3月末に完成した。

 新庁舎は、災害時には防災活動の中枢として町民の安全・安心を守る役割を果たすとともに、待ち合いや情報交換のできる空間を設けることで、誰もが使いやすい庁舎を目指した。

 各階を誰もが分かりやすく、利用しやすくゾーニング。1階は町民交流ゾーンと執務ゾーンに分け、執務ゾーンに町民、福祉、税務など生活関連部署を配置。2階はその他の部署や災害対策室を兼ねた庁議室、町長室など。

 3階は議会ゾーン。関連諸室をまとめて配置。傍聴席には車いす使用者の傍聴スペースを設置した。

 4階は展望テラスと展望ラウンジ。町中心部、乙島、門川湾が一望でき、町民の新たな憩いの場、名所となりそう。

 執務室は、窓や建物中央部の吹き抜けから自然採光、自然換気を確保するとともに、奥行きの深いバルコニーによって夏の強い日差しを遮断し、冬の暖かな日差しを入れる省エネルギー構造。

 また、非常用発電設備の他に10キロワット程度の太陽光発電も備えており、災害時にも庁舎機能を継続できるBCP(事業継続性)庁舎となっている。

 安田修町長は先月26日の落成式で、「この上ない喜び。新庁舎に負けないよう、職員一丸となり効率的で質の高い町政運営を図っていく。新たな思いでまちづくりを推進し、日本一住みよい門川町を町民の皆さんと共に実現していきたい」と述べ、町勢発展への決意を新たにした。

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