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延岡市・緊急事態宣言でイベントなど対応協議

本紙掲載日:2021-05-11
1面

 新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う県独自の緊急事態宣言発令を受け、延岡市は10日、対策本部会議を開き、公共施設や主催イベントなどの対応を協議した。31日まで、大貫町の防災センター、北方町のお試し暮らし施設、祝子川温泉美人の湯を閉館。北川町の西郷隆盛宿陣跡資料館も閉館としたが、市民のみ予約をすれば利用できる。

 同市は今回の緊急事態宣言前から、公共施設については市民のみの利用、収容率50%以内の利用を原則とするなどの対応を継続している。ただ、今回の宣言を受けて10日以降の市主催イベントについては、原則として中止・延期に。市以外の主催によるイベントなどについては、市の考え方を参考にするよう呼び掛けている。

 対策本部会議で読谷山洋司市長は、今回の緊急事態宣言について、飲食店の営業時間短縮が宮崎市だけに要請されるなど、前回1月の発令とは内容が異なると指摘。出席した市幹部には、それらを踏まえた対策や情報発信に努めるよう求めた。

 また、近く経済団体や医療・福祉関係者と意見交換を計画しており、追加対策に反映する考えを説明。「2度目の発令で市民に不安が広がっている。行動の制約で情報も伝わりにくい中、ワクチン接種も始まっており、必要な情報は何度でも伝えていきたい」と述べた。

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