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愛鳥週間−「お帰りなさい」夏鳥のブッポウソウ

本紙掲載日:2021-05-12
1面
巣箱から飛び出すブッポウソウ。ひなの誕生が待たれる(延岡市北方町で)

今年も巣箱で営巣−延岡市北方町

 絶滅の恐れがある希少な野鳥「ブッポウソウ」が今年も延岡市北方町に渡来し、保護団体が掛けた巣箱で営巣を始めた。地元の人たちは「元気なひなが巣立ってほしい」と温かく見守っている。16日まで愛鳥週間―。

 営巣が確認されたのは、「北方のブッポウソウを守る会」(舩倉実義代表)が町内の街灯などに設置した巣箱のうちの1カ所。

 先日からつがいとみられる2羽が周囲を飛び交い、代わる代わる中に入って産卵準備を整えている。近くの山では、雄らしい1羽がトンボなどの餌を雌に与えるほほ笑ましい光景も見られている。

この巣箱で子育てをするのは3年連続。守る会によると、箱に残された巣の重さから一昨年に4羽、昨年は3羽のひなが巣立ったと推察されている。

 近くに住む花畑途人さん(75)は「舩倉さんらの保護活動のおかげでブッポウソウという鳥を知ることができた。はるばる3千キロもの距離を旅して北方に来るこの希少な鳥を、大切に守っていきたい」と話していた。

 ブッポウソウは全長約30センチ。青緑色で赤いくちばしをした美しい姿から「森の宝石」とも呼ばれる。夏鳥として渡来し、樹洞や橋脚などで繁殖するが、生息環境の悪化で飛来地や個体数が減少し、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧毅体爐忙慊蠅気譴討い襦

 ちなみに、ブッポウソウは「ゲーゲゲゲゲ」と濁った声で鳴く。「ブッ(仏)ポウ(法)ソウ(僧)」と聞こえるのはフクロウの仲間のコノハズク。1935年まで鳴き声が取り違えられていた。

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