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湿田にハッチョウトンボ

本紙掲載日:2021-05-26
1面
草に止まって羽を休めるハッチョウトンボ(25日、日向市平岩の湿田で)

国内最小、1円玉に隠れます−日向市平岩

 日向市平岩の湿田で、国内最小のトンボとして知られる「ハッチョウトンボ」が、飛び始めた。例年5月上旬ごろから見られていたが、今年は同下旬に入ってやっと姿を見せた。9月ごろまで見られるという。

 世界的にも最も小さな種類の一種で、成虫の体長は2センチ前後と1円玉でも隠れるほどの大きさ。雄は羽化直後は橙(とう)褐色だが、成熟すると体全体が鮮やかな赤色になる。雌は茶褐色で腹部に黄色や黒の横しまがある。

 梅雨の晴れ間、湿地に生えた膝下ほどの雑草の間を羽ばたいて飛んでは、草に止まって羽を休める姿が見られた。

 県のレッドデータブックでは絶滅危惧粁爐忙慊蝓2甬遒砲聾内に広く分布し、個体数も多かったが、湿地が減ったことなどで減少したとされる。県内の生息地は高鍋湿原(高鍋町)が知られており、県北では日向市や町の天然記念物に指定している美郷町の南郷地域で確認されている。

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