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あぐりスクール今はおうちで

本紙掲載日:2021-06-03
8面
配布された苗の育て方などについて説明を受ける、あぐりスクールの参加家族

ミニトマトなど参加者に苗配布−JA延岡


 JA延岡(楠田富雄組合長)はこのほど、延岡市川原崎町の同JA本店で、今年度のあぐりスクール参加者にミニトマトとピーマンの苗を配布した。

 あぐりスクールは、親子での体験を通して楽しみながら食と農について学ぶ人気企画。今年度も市内の14家族34人が参加している。年間7回の講座を予定していたが、コロナ禍で開講式と第2回の講座が中止に。そこで、昨年も好評だった自宅での野菜栽培にチャレンジしてもらうことにした。

 この日は参加家族がそれぞれ都合に合わせて訪問。担当職員がミニトマトとピーマンの苗に有機培養土、肥料などを添えて手渡した。

 農産園芸振興課の川原昌人課長は、栽培方法などを一家族ずつ丁寧に説明。プランターは使わず、専用の袋で育てる方法について話し、「順調なら1カ月後に収穫できる。その間は育生状況を観察しながら、しっかりと管理して」と呼び掛けていた。

 同市土々呂町の花井広美さん(48)・那成さん(7)親子は3年連続の参加。昨年はうまくいかなかったといい、「今年は頑張って収穫にこぎ着けたい。昨年はスクールが2回しか開かれず残念だったが、今年はコロナ禍が収束して早く再開してほしい」と話していた。

 あぐりスクールは12月までに、5回の講座を予定しており、同JA延岡は「状況に応じていつでも再開したい」としている。

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